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5-12 ページ28

ボゴォッと壁を殴って出てきたのは虎杖くんと、刀を持っている無一郎くんだった








子供の首筋に爪を立てた呪霊の腕を切り落とし、子供を救いとった虎杖くん









「大丈夫か?」

「気持ち悪いね。お前、死んだ方がいいよ」









踏み込んだ途端、呪霊は壁の中に入っていきにっこりと笑って逃げていく









「逃がすか!!」

「遅いよ」

「はあ!?」









ヒュッと窓の方に飛び出した無一郎くんは、窓ガラスを突き破り「いた」と言いながら壁を蹴った









「む、無一郎!?」

「祓います」

「待って」









「霞の呼吸」









釘崎さんが、さっきの呪霊の腕に藁人形をぶつけた後、またさっきと同じように釘を刺しこもうとする









「芻霊呪法」

「陸ノ型」

「「共鳴り」」

「月の霞消」









ドクン





ザクッ









「オ"ッ、ア"ァ、アアアア」









無一郎くんに切られ、釘崎さんの攻撃にやられた呪霊はそのまま焼けていく









『む、無一郎くん!!』

「大丈夫だよ〜」









突き破られた窓から下を覗けば、ニコニコと笑っている無一郎くんと、ハクハクと口を動かす有一郎くんがいた









「だから言ったろ!! 1人は危ねー、真面目にやれって!!」

「1人は危ないなんて言われてないわよ!!
つーか、何食って育てば素手で壁ぶち破れんのよ!!」

「鉄コンじゃなかったんだよ!!」

「鉄コンじゃなくても無理よ、普通!!」

『ちょ、落ち着いて…』









口喧嘩し始めた2人をなんとか宥めようとするけど、なかなか止まってくれない









「俺もしこたま聞かれたけどさ、お前なんで呪術高専来たんだよ」

「田舎が嫌で東京に住みたかったから!!」

『田舎素敵なのに…』

「お金のこと気にせず上京するにはこうするしかなかったの」

「そんな理由で命懸けられんの?」

「懸けられるわ。私が私であるためだもの」

『!』









強くまっすぐの意思を込めた瞳を向けられ、私と虎杖くんは目を瞬かせた









「私だけが死んでも、私だけ生き残っても、明るい未来はなかったわ。ありがと」

「まぁ、理由が重けりゃ偉いわけでもねーか」

「ハイ!! お礼言ったからチャラ!!」

『…』

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sou(プロフ) - むいくんにも煉獄さんにもあえて嬉しい♡♡ (2022年2月4日 9時) (レス) @page29 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - 7-10で悲鳴嶼さんがいませんよ? (2021年3月13日 22時) (レス) id: efbfb3634d (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - 6-2なんですけど無限城が無惨城になってますよ (2021年2月19日 7時) (レス) id: 56a3767e45 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 2月11日追記への意見ですが、個人的には青子ちゃんというキャラに一切魅力を感じないので見たいとは思わないですね…。粗野や乱暴やご都合主義が過ぎていて少し不快になることもあるので…。個人的には新しいヒロインちゃんに期待です…。 (2021年2月17日 15時) (レス) id: 80796327ac (このIDを非表示/違反報告)
やみ(プロフ) - 初めまして!このお話大好きで、ワクワクしながら楽しく読ませて頂いてます!また読みに来ます☆ (2021年2月12日 11時) (レス) id: d92e26f623 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月25日 20時

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