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ガチャリ









「…閉じ込められた…」

『うへぇ…』

「って、理央!!」









光side








「え…いてて、なんだコリャ。俺等は獲物か
てゆーか、馨!! 馨はっ!?」

「ちょ…光、暴れないで
ちょっと待って、ハサミでこの網切るから」









ソーイングセットのハサミを使って、僕の後ろの網目を切っていくハルヒ









「お、何この体勢」

「ごめん。だって他に身動き取れないし、苦しいかもだけどちょっとだけ我慢してよ」

「いや、我慢ってゆーか…」









これ、不味くない?









その時、どこからか馨の声が聞こえてきた









馨side






「だめだ…外、誰もいないみたい
いくらなんでもやりすぎだろAチーム
理央は理央で気絶してるし…委員長?」









ぺたりと床に腰をつけた委員長は、「怖すぎてどうでも良くなってきた」と笑っていた









「…あーあ、計画丸潰れだよ
実はさー倉賀野姫が回ってきたら散々脅かしてさ
そこを委員長に慰めてやろうという心暖まるシナリオを用意してたのにさ」

「いや…ありがたいけど、ホントにいいんだって
大体、倉賀野さんって藤岡と及川のファンじゃん…」

「いやまあ、くっつくことはないから安心しなよ」









そもそも女だし









「それに言い訳に聞こえるかもしれないけど、ほんとに今のとこどうする気もないんだ
一緒にいいんもやれて楽しいしさ、当分今の関係を壊したくないなっていうか」

「…なるほど。そういう見方もアリか」

「え?」

「いや、家族設定とかそーゆーの。今の関係を壊したくないとかならわからなくもないし、ホラ殿も僕らも今まで大勢の友だと遊ぶとかなかったからさ

できる限りは今のままで楽しくやりたいってのは、確かにそうなのかも」

「ごめん、なんの話…」









訳がわからない委員長はそう聞いてきて、僕は自分の肩口で寝ている理央を見た









「どうせいつかは泥沼になっちゃう可能性が高い訳だからさー
けど光が、もう一歩先に進みたいって気づき始めちゃったら、そしたら僕はどうしようかなあ…」









ズルッ









ゴチンッ









『ぶな"っ!?』

「理央ーっ!」









肩から落ちた理央はおでこを強く打ちつけた

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チョコモナ(プロフ) - このお話を読ませていただいて、とても素敵なお話でした!ずっと更新されてないみたいですけど、もう更新はしないのですか?その先の物語も読んでみたいです! (2021年9月1日 14時) (レス) id: f7473ba114 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年10月27日 0時

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