桜蘭学園ホスト部の恋3 (ページ22)

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「ちょ、理央大丈夫？」

『あ、頭痛い』

少しこぶになったおでこをさすっている理央に「バカだなあ」とこぶになったところを撫でた

「馨!! いるのか!? 馨!!」

「光!!」

部屋の中に入ってきた光を抱きしめていると、ハルヒがいないことに気づいた

「光、、ぶるいよ」

｢｢ハルヒ｣｣

『ハルちゃん！』

「網抜けた途端、1人で走ってちゃうんだもん」

「ハルヒごめん」

「…………」

まあ

「この状況で僕の方に来ちゃう内はまだ大丈夫か」

「何が？」

「理央、行く…よ？」

理央がなんだか辛そうで苦しそうな顔になっていた

けど、すぐにそれが笑顔になり『うん』と歩き出した

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理央side

昨日の肝試しは、最後に黒魔術部のおかげで大波乱で幕を閉じた

｢｢うーむ、してやられた
よく見りゃ明らかにベルゼネフじゃん…｣｣

「お前ら…俺に無断でハルヒと理央をこんな危険な目に…!!」

「ところで光は、どうして馨の居場所がわかったんだ？」

「えーだって…教えに来たろ？馨
2-Cの教室に閉じ込められてるって」

「まさか。閉じ込められてるのに行けるわけないじゃん」

｢｢アレ…？｣｣

夏の夜

ちょっぴり怖い出来事があったのでした