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「ハリーは杖をトロールの鼻に刺しこんでくれて、ロンとAは協力してトロールを棍棒でノックアウトしてくれました。
3人とも誰かを呼びに行く時間がなかったんです
3人が来てくれた時は私はもう殺される寸前で…」
3人ともその通りです、という顔を装った
「まあそういうことでしたら…
ミス・グレンジャーなんと愚かしいことを､たった1人で野生のトロールを捕まえようなんて、そんなことをどうして考えたのですか？」
ハーマイオニーは軽くマクゴナガル先生に説教をうけ、グリフィンドールは5点減点された
マクゴナガル先生は今度はハリーとAとロンの方に向き直った
「先程も言いましたが貴方たちは運が良かった。でも大人の野生のトロールと対決できる1年生はそうざらにはいません。
1人5点ずつあげましょう。ダンブルドア先生にご報告しておきます。帰ってよろしい」
急いで部屋を出て2つ上の階に上がるまで3人は何も話さなかった。何はともあれトロールのあの匂いから逃れられたのは嬉しかった
「3人で15点は少ないよな」ロンがぶつくさ言った
「3人で5点だろ。ハーマイオニーの5点を引くと」とハリーが訂正した
「まあまぁ､ハーマイオニー、私たちのこと庇ってくれたでしょ」Aが2人になだめるように言った
「でもA、たしかにありがたかったけど、だけど僕達があいつを助けたのもたしかなんだぜ」
「僕達が鍵をかけてやつをハーマイオニーと一緒に閉じ込めたりしなかったら助けは要らなかったかもしれないよ」
ハリーはロンに正確な事実を思い出させた
3人は「豚の鼻」の合言葉で談話室に入ると、扉のそばに1人ぽつんと立っていたハーマイオニーがいた
Aが気まずそうな2人の背中を押した
ハリーとロンとハーマイオニーは3人とも顔を見もせず互いに「ありがとう」と言った
ハリーとロンはそのまま食べ物を取りに行きハーマイオニーはAのそばに駆け寄った
「Aもありがとう！」
ハーマイオニーの笑顔はどんな宝石よりも輝いていた
「2人のこと、少しは好きになれた？」Aも笑顔でハーマイオニーに聞いた
「うん、少しは、」
「…良かった。お腹空いた！一緒に取りに行こ！」
Aはハーマイオニーの手を引いた
ハーマイオニーも笑顔でそれに応えた
共通の経験をすることで互いを好きになる。そんな特別な経験があるものだ。
4mもあるトロールをノックアウトしたという経験もまさしくそれだった
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てぃろ(プロフ) - 今まで見た作品の中でナンバーワンです♥応援してます (9月29日 2時) (
レス) @page50 id: 8ee66f076b (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ13で、「ニンバス2000」が「ニンバ2000」になっています。 (2023年2月21日 15時) (レス) @page13 id: ba491fb673 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - ありがとうございます！続き楽しみに待ってます！ニュートやテセウス、ティナも出てきて欲しいです(笑) (2022年8月14日 6時) (レス) @page50 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出してほしいです！(笑) (2022年6月5日 6時) (レス) @page10 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも無理のない範囲で頑張ってください！！ (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2022年5月28日 10時
