第7章《クィディッチ》 ページ10
11月に入るととても寒くなった。学校を囲む山々は灰色に凍りつき､湖は冷たい鋼のように張りつめていた
校庭には毎朝霜が降りた
ハリーのデビュー戦前日､4人は休み時間に凍りつくような中庭に出ていた
「ざ､ざぶい…」ロンが歯をガタガタさせ言う
「談話室じゃだめ…？？」Aが少し暖かいスピネルを抱きながら言った
「次は移動するからもう戻れないわ､それに荷物もあるから､3人とも待って」
ハーマイオニーは杖を取り出すと魔法で鮮やかなブルーの日を出して､ジャムの空き瓶に入れてくれた
「暖かい､」
「ありがとうハーマイオニー」
するとスネイプがやってきた。片脚を引きずっている
火は禁止されているに違いないと思い､スネイプから見えないように4人はピッタリとくっついた
スネイプが脚を引きずりながら近づいてきた
火は見つからなかったがハリーの持っていた「クィディッチ今昔」を見て図書館の本を持ち出すのは禁止だと､5点減点して去っていった
「規則をでっちあげたんだ」とハリーは怒ってブツブツ言った
「だけどあの脚はどうしたんだろう」
「しるもんか､でもものすごく痛いといいよな」
とロンも悔しがった
その夜、グリフィンドールの談話室は騒々しかった
ハリー､A､ロン､ハーマイオニーは一緒に窓際に座って､ハーマイオニーが残りの3人の呪文の宿題をチェックしていた
「A､ここ間違ってるわ､『立て』はエレクト､ここも違うわ､『燃えろ』は『インセンディオ』よ」
Aはハーマイオニーのチェックを聞き､羽根ペンを持ちながら白目を向いていた
その時ハリーが立ち上がった
「どうしたの？ハリー」
「本を返してもらってくる」
ハリーがそう言うと
「「「1人で大丈夫？」」」
とあの三人が口を揃えて言った
高らかと宣言した後､息を切らしたハリーが寮に戻ってきた
ハリーは戻ってきたと同時に自分が何を見てきたのか説明をし始めた
「3つの頭に同時に注意…？スネイプがそう言ったの？」Aがハリーの方を向きながら首を傾げた
「分かるだろう､どういう意味か」
ハリーは息もつかずに言った
「ハロウィーンの日､三頭犬の裏をかこうとしたんだ。僕達が見たのはそこへ行く途中だったんだよ
──あの犬が守っているものを狙ったんだ
トロールは絶対あいつが入れたんだ､みんなの注目を逸らすために…箒をかけてもいい」
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てぃろ(プロフ) - 今まで見た作品の中でナンバーワンです♥応援してます (9月29日 2時) (
レス) @page50 id: 8ee66f076b (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ13で、「ニンバス2000」が「ニンバ2000」になっています。 (2023年2月21日 15時) (レス) @page13 id: ba491fb673 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - ありがとうございます！続き楽しみに待ってます！ニュートやテセウス、ティナも出てきて欲しいです(笑) (2022年8月14日 6時) (レス) @page50 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出してほしいです！(笑) (2022年6月5日 6時) (レス) @page10 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも無理のない範囲で頑張ってください！！ (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2022年5月28日 10時
