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「凍えちゃうよ。もう諦めて帰ろう」とロンが言った
かれこれ30分は寒い廊下を歩いていた
「いやだ！どっかこのあたりなんだから」
ハリーがキッパリ言うのでロンとAは不安そうに目配せした
冷えて足の感覚がなくなってきた時､ハリーはハッとした
「ここだ…ここだった…そう」
3人はドアを開けた。ハリーはマントを捨てて鏡に向かって走った
ハリーは鏡の前に立つとAとロンにほら、と見せた
「ねっ？」ハリーが囁いた
「何も見えないよ」Aが言いロンが頷いた
「ほら！みんなを見てよ…たくさんいるよ」
「私､ハリーしか見えないよ」
「ちゃんと見てごらんよ､さぁ僕のところに立ってみて」
ハリーが脇にどいてAが鏡の正面に立った
Aが鏡を覗き込むと背の高い美しい女性が写っていた
「ねぇ､ハリー見て！」Aが言った
「家族みんなが君を囲んで見えるかい？」
「うぅん…違う…あれ…？母さん？母さんだ！私の肩に手を置いてる…！」
「なんだって？」
「母さんが私のことを褒めてる！…しかも私大人だよ！魔法動物が沢山いて…私学者になってるんだ！」
Aはうっとりとその光景を見つめそれを見たロンがAの隣に割り込み鏡を見つめた
「僕…首席だ！ビルがつけていたようなバッジをつけてる…
そして最優秀寮杯とクィディッチ優勝カップを持っている…僕クィディッチのキャプテンもやってるんだ」
ロンは興奮した様子でハリーを見た
「この鏡は未来を見せてくれるのかなぁ？」
「そんなはずはないよ。僕の家族はみんな死んじゃったんだよ…もう一度僕に見せて…」
「君は昨日1人占めで見たじゃないか。もう少し僕に見せてよ」
「私母さんに1年も会ってないんだよ､私にも少し…」
「押すなよ…」
突然外の廊下で音がして3人は「討論」を止めた
どんなに大声で話していたか気が付かなかったのだ
「はやく！」
Aは透明マントを被せた。その後ロンはハリーを部屋から引っ張り出した
次の朝､雪はまだ溶けていなかった
「ハリー､チェスしない？」とAが誘った
「しない」
「下に降りて､ハグリッドのところに行かないか？」
ロンが言った
「うぅん…2人で行けば…」
「ハリー､あの鏡のことを考えてるんでしょ？今夜は…その､行かない方がいいよ」
「どうして？」
「わかんないけど､なんだかあの鏡､悪い予感がするの。それに貴方はずいぶん危機一髪の目にあったでしょ？」
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てぃろ(プロフ) - 今まで見た作品の中でナンバーワンです♥応援してます (9月29日 2時) (
レス) @page50 id: 8ee66f076b (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ13で、「ニンバス2000」が「ニンバ2000」になっています。 (2023年2月21日 15時) (レス) @page13 id: ba491fb673 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - ありがとうございます！続き楽しみに待ってます！ニュートやテセウス、ティナも出てきて欲しいです(笑) (2022年8月14日 6時) (レス) @page50 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 続き楽しみにしています！ズーウーやピケット出してほしいです！(笑) (2022年6月5日 6時) (レス) @page10 id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも無理のない範囲で頑張ってください！！ (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊子 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/b2feacb2cf1/
作成日時：2022年5月28日 10時
