いとこの話は知っている

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「彩ねーちゃん、テレビもーやだー！」

「ひなもー。」

・・・。

「よう君、ひなちゃん、この人たち

彩ねーちゃんのお友達。」

とりあえず、みんなを紹介する。

「ご挨拶して。」

「月影陽太、４歳っ！」

「月影日向、４歳っ！」

指で４を作って、私たちの前に突き出す２人。

「よろしくね、陽太君、日向ちゃん。」

小塚君が、膝をついて ２人に目線を

合わせる。

「何して遊ぶ？」

「サッカー！」

「おままごと！」

・・・。

「ひな、サッカーやろーぜ！」

「よう君、おままごとしようよ！」

「サッカー！」

「おままごと！」

ギャアギャアと 軽く言い争う双子。

近所迷惑・・・。

「じゃあ、日向ちゃんはおままごとをやって、

陽太君がサッカーをしたら？」

翼がやっぱり双子目線で２人を見る。

「・・・わかった！

おにーさんたち、サッカーできる？」

「ああ、できるぜ。

超上手いからな！」

ニカッと若武が笑った。

「じゃあさ、あっちにあるパークで 遊ぼう！

よう、サッカーボール 持ってるからさ。

彩ねーちゃん、行ってくるね！」

・・・行ってもいい？ じゃなくて、

行ってくるね！ が、海外暮らしって感じ。

「う、うん、行ってらっしゃい・・・。

気を付けてね・・・。」

よう君が、若武 翼 上杉君 を連れて、すぐ

そこにある 公園に遊びに出かけた。

・・・。

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