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同棲は私だってしたい

ただ、

『親、理解してくれるかな…』

そうぽつりと言うとめいは間髪入れずに

め「ちゃんと挨拶行くよ!説明だってするし!そういやまだ会ってすらないじゃん!」

そう、めいは私の親にまだ会っていない

めいの家族には何度も会っていて可愛がってもらっている

『んー、ちょっと気難しいから…』

そう、めいを私の親に会わせる訳には行かない…

会わせたくない…

めいに内緒にしているのが私の家族だ


でも、同棲はしたい
家族に説明するのも避けては通れない道だろう、いつかは覚悟を決めないと…

そう心の中で思って今は気にしないことにした

『いつかちゃんとあわせるから!』

めいにはそう言った



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

家に帰ると靴が全員分あった

珍しく全員家にいるようだった

『ただいま…』

小さい声で言った私の声は甲高い声によってかき消された


母「どうして!?なんであなたはあの子に対して無関心なの!?」

父「うるさいなぁ。お前がそんなんだからあいつは引きこもるんだろ?」

リビングで父と母は言い争いをしていた

あの子とは私の弟だ

『た、ただいま』

そう言いながらリビングに入る

母「ああ、あんたね」

母は私に無関心だ
弟のことは大好きなのに

父「俺は部屋戻るぞ」

父は母の関心がそれた一瞬を見逃さず私に目も向けないまま部屋に戻った


母はそんな父に対して暴言を吐きながら部屋に行った


私も部屋に帰った

部屋に入り着替えているとまた下着が1セット無くなっていることに気づく

いつもの事だ
きっとまた隣の弟の部屋なんだろうな、諦め着替えを終わらせる


こんな家族だ、めいに紹介出来るわけが無い


『はぁ…』

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作者名:とめち | 作成日時:2023年7月15日 11時

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