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二十 ページ20

生まれてからずっとこの城の中に居て、そこから滅多に出ることは出来ない。私も皆みたいに自分の好きな場所に行ってみたい。もっとたくさんのことを知りたい。

アレキ「外にはお店がたくさん並んでいる場所もあれば、綺麗なお花がたくさん咲いている場所もあります。」

ルナ「え?」

外・・・アレキがいっているのは私の知らない世界だ・・・

アレキ「僕達はご飯も自分で作るんです。お店で好きなものを買って好きなように料理して、大変だけど楽しいです。友達と旅行にいったり、一緒に勉強したり。」

それが私が知らない皆の生活・・・もっと、もっと知りたい。

ルナ「他にも教えて!」

アレキ「あっ、すみません。もう行かないと・・・」

そっか。今この人は仕事の時間だから私の好きなようには出来ない。でも、ここで終わりは嫌だ。

ルナ「なら明日もここに来て教えて!待ってるから!」

アレキ「分かりました!」

これで明日も聞ける。明日も知れる。私の知らない世界を。

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作者名: | 作成日時:2019年12月20日 14時

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