第十一話 思わぬ再会 ページ14
グイッ
着ぐるみが新八の足を引っ張り上げた。
新八「エリザベス!こんなところまで来てくれたんだね」
エリザベス?のおかげで命拾いした新八達。
だが、残念だったな。
次の瞬間、新八と神楽が大きく目を開いた。
晋助がエリザベスを真っ二つにきったのだ。
新・神「エリザベス!」
晋「おいおい、いつの間に仮装パーティ会場になったんだ。ここは、ガキが来ていいところじゃねぇ」
晋助が新八達にきりかかろうとする。
?「ガキじゃない」
誰かの声がした。
と思う間もなく、エリザベスの中から人が出てきて晋助の剣をはじいた。
ソイツの声は、どこかで聞いたことのあるような懐かしい声だった。
?「着ぐるみでもない。桂だ」
だけどその声の正体を知りたくはない。
思い出したくもない。
何故?
死んだはずのアイツの声がする。
その声は紛れもなく、私のガキの時からの仲でもあり、昔共に戦ったこともある。だけど今、一番顔を合わせたくない桂小太郎だった。
また子「晋助様!……」
晋助は結構ダメージを受けたみたいでしゃがみこむ晋助にまた子が必死に叫んでいる。
武市「ほう、これは意外な人とお会いする」
新八「桂さん!」
何故ここにいるのだと言うように新八と神楽も驚いているようだ。
ここにいる全ての人が桂の登場に驚いていた。
それは私も同じで、
「桂……」
気付けば彼の名を呟いていた。
桂「A?!!」
私の声に気付き、桂がこっちを向いた。
正直、もう彼とは会わずに済むと心の奥でそう思う自分がいたのだろう。
いざ、彼を目の前にすると心臓がドクリと鳴った。
くもった顔をして私の方に向かってくる桂。
私は、斬られるのだろう。
攘夷戦争のとき、私のせいで松陽先生が殺されて、
そのくせして、攘夷戦争が終わってからぱたりと姿をけした。
そんな私が桂には今、自分の敵として目の前にいるのだ。
よくても桂の目に私は「昔の同志」とか「幼い頃からの仲」というふうには映らないだろう。
今の私は固まったまま動けないのだから、抵抗することなく斬られるのだろう。
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KIYO(プロフ) - アイウエオさん» ありがとうございます!大感謝です。今はまだ無理そうですが更新がんばります! (2015年11月9日 21時) (レス) id: 258f54b3b7 (このIDを非表示/違反報告)
アイウエオ - KIYOさんの作った作品はとてもおもしろいです。続きを楽しみに待っています! (2015年11月9日 21時) (レス) id: f3fcac6a99 (このIDを非表示/違反報告)
KIYO(プロフ) - 〜kaori様、紀香様へ〜この度は、私のせいでを読んでくださり、ありがとうございました。御二人とも続きを待ってくれるようで嬉しいです。最近、学校や部活の忙しさがあり、中々更新することができませんが、今後ともこの作品をよろしくお願いします。 (2015年11月1日 21時) (レス) id: 258f54b3b7 (このIDを非表示/違反報告)
紀香 - 続きを楽しみにしてます〜 (2015年11月1日 16時) (レス) id: e65e4d3f67 (このIDを非表示/違反報告)
kaori - 面白かったです。続きが気になります!! (2015年11月1日 15時) (レス) id: 3cc7ab27d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KIYO | 作成日時:2015年9月14日 11時