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第十話 着ぐるみ ページ12

「うわ、すごい傾きだ」


船の外に出ると、明らかに船が大きく傾いているのがわかる。


まさか、こんなにもやられていたとは……


この船が落ちないのも時間の問題かも知れない。


「武市、アイツは誰だ?」


私は瓦礫の中でチーン(効果音)になっていた武市に問いかけた。


さっきまではいなかった眼鏡をかけた少年。


武市「あのお嬢さんの仲間かと……」


「そうか」


そんなこと、見れば誰でも分かる情報なのだが。


私が聞きたかったことは、あの少年はどこのドイツなのかだったのだが、


まぁ、いい。


どっちにしろ面倒な敵がもう一人増えたということは事実だろう。


武市「あの、すいません。A様」


「ん?何だ」


武市「わたしを、ここからだしてくれませんか?」


「はぁ、全くお前ときたら」


私が武市の手を引っ張り瓦礫の中からだしてやると、


武市「A様の手を、わたし……」


などと言いながら鼻血を出している。


「おい、あまり変なことを考えているとぶっ殺すぞ」


武市「すいませんでした!」


私がキッと睨むと、どうも頭が上がらないみたいだ。


ドンッ


また攻撃だ。


運がいいことに球はあの少年達の方へといった。


神楽「新八!」


新八「神楽ちゃん!」


神楽と言ったか?少女が外へと投げ出された。


なんとか危機一髪のところで新八と言ったか?少年が神楽の手を握った。


晋助「よお、A」


不意に後ろから呼ばれた。


振り向かなくても分かる。


「晋助……」


晋助「またガキが一人増えたみてーだな」


「そうだな。一体どこのガキだ。桂のところのか?」


でも、あの少年も手が限界なのだろう。


ズルッ……


落ちる!その0.1秒くらい前だろうか。


ガシッ!!


誰かが新八?という少年の足をつかんだ。


まだこの船に侵入者がいたのか?


だとしたら、いつ忍び込まれた。


驚きながらソイツを見ると、


「着ぐるみ!?」


なら、何故もっと早くに気が付かなかった。


足をつかんだソイツはこの世の生物とは思えない。


着ぐるみのようなやつだった。

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KIYO(プロフ) - アイウエオさん» ありがとうございます!大感謝です。今はまだ無理そうですが更新がんばります! (2015年11月9日 21時) (レス) id: 258f54b3b7 (このIDを非表示/違反報告)
アイウエオ - KIYOさんの作った作品はとてもおもしろいです。続きを楽しみに待っています! (2015年11月9日 21時) (レス) id: f3fcac6a99 (このIDを非表示/違反報告)
KIYO(プロフ) - 〜kaori様、紀香様へ〜この度は、私のせいでを読んでくださり、ありがとうございました。御二人とも続きを待ってくれるようで嬉しいです。最近、学校や部活の忙しさがあり、中々更新することができませんが、今後ともこの作品をよろしくお願いします。 (2015年11月1日 21時) (レス) id: 258f54b3b7 (このIDを非表示/違反報告)
紀香 - 続きを楽しみにしてます〜 (2015年11月1日 16時) (レス) id: e65e4d3f67 (このIDを非表示/違反報告)
kaori - 面白かったです。続きが気になります!! (2015年11月1日 15時) (レス) id: 3cc7ab27d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KIYO | 作成日時:2015年9月14日 11時

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