268話 ページ21
黒｢A...？｣
あ｢うん...ほんと｣
私がにこっと笑ってそう言うと鉄くんが俯いて私に近づいてこう言った
黒｢宮城に行ったあの日に、告っときゃよかった｣
宮城に行ったあの日とは、鉄くんに日曜日空けといてと言われた日だと確信した私は、鉄くんと途中で空気が悪くなったのと今のこの似た雰囲気との辻褄が合った
"私、好きな人いるもん！"
そう言った途端鉄くんが黙ってそのまま気まずくなったのを思い出した
黒｢悪い...変な空気にしちまって｣
あ｢うんん！大丈夫だよ｣
黒｢飯、行くか｣
あ｢うん｣
〜その夜〜
"宮城に行ったあの日に告っときゃ良かった"
鉄くんが言ったこの言葉が忘れられなかった
多分告る相手はきっと、紛れもなく私っ...だよね
従姉妹で仲が良くていつも私の事助けてくれる鉄くんを前のように見れるだろうか
優しいくて面倒見がいいお兄ちゃん気質があって、時々私が駄々を捏ねても笑っていいよって言ってくれる鉄くんが今はもうあの時の鉄くんじゃなくなってた
私、どんだけ能天気で呑気に過ごしてきたんだろう
私がどれだけ鉄くんに助けてもらったなんて数え切れないほどなのに
あ｢鉄くんの気持ちに気づけずにいた｣
最低だ、私
青葉城西が居る部屋の扉を握りしめたまま私はその場に座り込んでしまった
私がその場でうずくまって座ってると後ろから及川さん達の声が聞こえた
及｢今日の俺ちょーかっこよくなかった？！｣
岩｢松川、明日はどこと試合か分かるか？｣
松｢んー、確か…梟谷だった気がした｣
岩｢梟谷か…5本指に入るやつがいる所か｣
花｢でもなんか途中からしょげてたよね笑｣
松｢梟谷のセッターが何とかしてたけどな｣
岩｢うちの主将よりしっかりしてるよな｣
花・松｢｢それな｣｣
及｢お前ら！無視やめてくれる！？そして俺の事貶すのやめてくれるかな！｣
岩｢ん？｣
松｢え｣
花｢Aちゃん？｣
Aと聞いてすぐに反応した及川は｢Aちゃん？！どうしたの？！｣とすぐに駆け寄っていった
あ｢あ、その…皆さんに会いたくなって｣
及｢俺に会いたくなったんだね、ぎゅってしてあげるからおいで？｣
及川さんが手を広げて待っていたら、後ろにいた岩泉さんがｽﾊﾟﾝ！と、スリッパで及川さんの頭を叩いていた
岩｢てめぇじゃねぇんだよ｣
花｢俺らに会いに来たっつてたろ｣
松｢ゴキを殺すような勢いで叩いてたのじわるんだけど笑｣
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ろーるけーき☆(プロフ) - よろしくねっ (2022年10月8日 9時) (
レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ろーるけーき☆さん» はーい！了解(*^^*) よろしく！ (2022年10月7日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
ろーるけーき☆(プロフ) - ももさん» すみません汗汗 お返事遅れましたっ（ ; ; ）ありがとうございますっ！！仲良くなりたいのでよければタメ口で話してください！ (2022年10月7日 22時) (レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - URAN٩( ᐛ )وさん» ありがとうございます！頑張ります( *´꒳`*) (2022年10月3日 13時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
URAN٩( ᐛ )و - 及川､､､どんだけ大人なのよっっ！この小説大好きです！友達と仲良く読ませてもらってます。とても素敵な小説ありがとうございます。これからも頑張ってください。あと続き待ってます！ (2022年10月3日 0時) (レス) @page21 id: 38df0baeed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2022年9月25日 20時
