156話 ページ9
及川さんと私は手を繋いで、帰り道を歩いていた時、及川さんに急に手を引かれ及川さんの腕の中へと吸い込まれるように私は入っていった
何事かと思った私は唖然としてると及川さんが何かを言った
及｢危な…大丈夫だった？｣
｢今の車近すぎでしょ！Aちゃんにあたったらどうすんのさ！｣と怒っていた
既に及川さんは私を壁側に歩かせていたから危ないのは及川さんの方だったのに車から私を守ってくれた及川さんにきゅんとした瞬間だった
あ｢すみません、及川さんこそ大丈夫でした？｣
及｢俺は全然へーきだよ！｣
｢スーパーヒーローだからさ！｣とドヤ顔をしていた及川さんに笑いがこぼれた
及｢え、今のそんなにツボった？！｣
あ｢はい笑｣
及｢まじか…なんか恥ずいね俺｣
顔を背けて頬を赤くしていた及川さんに私はこう言った
あ｢及川さんがスーパーヒーローなら私はスーパーヒーローに助けられる女の子的な感じですかね｣
｢なんちゃって笑｣と笑う私を見ていた及川さんが急にしゃがみ込んだ
あ｢え、あの、及川さん？｣
｢具合悪いんですか？大丈夫ですか？！｣と慌て出す私はどうしていいか分からず、私もしゃがみ込んだ
及｢はぁっ、これ以上好きにさせないでよっ｣
あ｢え？｣
及｢もっと欲しくなるじゃん｣
あ｢え、えっと｣
及｢Aちゃんの為なら俺はいつでも飛んで助けに行くし、困った時は俺を頼りなよ｣
｢だから、｣と言う及川さんは下げていた頭を急に上げたのでビクッとした
及｢俺以外の男、見ないで｣
あ｢っ｣
及｢今後この先ずっと俺だけを見ててほしい｣
あ｢お、及川さんっ｣
人気のない道端で2人の時が止まったように、私と及川さんはお互い見つめ合っていた
及｢ごめんね、俺…好きな子には独占したいタイプだから｣
及川さんがそう言いながら立ち、私も釣られて立った
及｢今日はAちゃんを帰したくない…もっと一緒にいたいんだけど…だめ…かな？｣
顔を真っ赤にさせている私を見た及川さんは、口元を緩めていた
多分、そう言えば私が"私もです"って言うことを知っているから聞いてるんだと思った私はまんまとそれに引っかかるようにこくんと小さく頷いた
それを見逃さなかった及川さんが、にやっと笑い1歩1歩と近づいてきた
及｢ほんと？｣
あ｢っ、はいっ｣
私よりはるかに高い及川さんの影に埋まってしまった私はもうどこにも逃げられないと悟っているようだった
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もも(プロフ) - はくろーさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年6月19日 20時) (
レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年6月18日 22時) (レス) @page8 id: fc551a1063 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 八坂リアさん» わー！ご指摘ありがとうございます！いつも外すの忘れやすいんですよね笑笑ありがとうございます！ (2022年6月18日 17時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
八坂リア(プロフ) - オ/リ/ジ/ナ/ル/フ/ラ/グ/が立ってしまっているようですよ･･･！。 (2022年6月18日 16時) (レス) id: 16d5f57960 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2022年6月18日 15時
