155話 ページ8
及｢今日のAちゃん可愛い｣
｢浴衣、似合ってる｣と私に伝えてくれた
あ｢ありがとうございます…及川さんも似合っててかっこいいです｣
私も及川さんに浴衣の事を伝えたら、及川さんがとても驚いた顔で私を見ていた
及｢あ…ごめん…いや、その…何か嬉しくて｣
あ｢…？｣
及｢会った時に伝えれば良かったんだけど、その…緊張してて｣
あの及川さんが、緊張？
あ｢及川さんって緊張とかするんですね｣
｢ふふっ｣と笑うと及川さんが｢及川さんでも緊張はするよ｣なんて笑ってくれた
及｢可愛いすぎるめちゃくちゃ俺の好み｣
あ｢…え｣
及｢髪型も浴衣の柄も全部俺の好み｣
段々と距離を縮める及川さんを拒めず、そのままじっとしていた
及｢Aちゃん、綺麗だよ｣
真剣な顔で及川さんがそう言った後に、大きな花火がどーんと打ち上がった
そして私と及川さんの顔が少しずつ私の方へ近づき、私と及川さんの距離は０センチになってしまった
及｢ん…｣
あ｢…｣
何が起きたのか理解はできたけど、多分私の唇にあたったのは紛れもなく目の前にいる及川さんの唇
及｢ごめん、可愛すぎて止められなかった｣
思考が停止している私は微動だにせずにしていると及川さんが｢Aちゃん？｣と声を掛けてきた
あ｢あ、はい｣
及｢えっと、生きてる？｣
多分私が静かすぎて何も喋らないから及川さんが心配して生存確認をしてくれた
あ｢辛うじて生きてます｣
及｢もしかして、嫌だった？｣
ぶんぶんと横に首を振ると及川さんは嬉しそうに笑った
及｢ふふ…じゃあもう1回しても…いいかな？｣
ギラついた目で見てくる及川さんの色気がやばすぎて必死に止めた
あ｢あ、のっ｣
浴衣の隙間から見える腹筋がやばすぎて目のやり場に困っていると及川さんが｢花火、見よっか｣と言ってくれた
今年の夏祭りは、私にとって忘れられない夏休みになった。
〜帰り〜
及｢今年の夏祭りは楽しかった｣
私の顔を見てふにゃりと笑う及川さんはとても幸せそうだった
あ｢私も楽しかったです｣
及｢ねぇ、Aちゃん｣
あ｢…？｣
｢手、出して｣と言う及川さんにきょとんとしつつも言われた通り手を出したら及川さんが私の手に自分の手を重ねた
及｢Aちゃんのお家着くまでこのままでいたい｣
｢だめかな？｣なんて首を傾げる及川さんに私は胸が熱くなって何故か今この瞬間に好きと伝えたくなりそうな感覚になった
あ｢私もです｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 350人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも(プロフ) - はくろーさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年6月19日 20時) (
レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年6月18日 22時) (レス) @page8 id: fc551a1063 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 八坂リアさん» わー！ご指摘ありがとうございます！いつも外すの忘れやすいんですよね笑笑ありがとうございます！ (2022年6月18日 17時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
八坂リア(プロフ) - オ/リ/ジ/ナ/ル/フ/ラ/グ/が立ってしまっているようですよ･･･！。 (2022年6月18日 16時) (レス) id: 16d5f57960 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも | 作成日時：2022年6月18日 15時
