自称ブスは変わり者3 (ページ1)

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99話ページ1

侑｢え、泊まったんか…？｣

あ｢うん。お泊まり会したよ｣

角｢計画性の無さすぎるお泊まり会だったけどね笑｣

銀｢ええなぁ、俺も泊まりたかったわ｣

あ｢いいよ！今度皆でお泊まり会しよ！｣

角｢だめ、Aの家に泊まるのは俺だけって決まってるから｣

銀｢何やそれ笑｣

侑｢…も…た…った｣

侑がボソボソと下を向いて何かを話している…

治｢何やお前はっきり言えや、聞こえんわ｣

すると、頭を思い切りバッと上げて言い放った

侑｢俺も行きたかった言うとんねん！！！｣

治｢うっさいわ｣

あ｢めっちゃ、悔しそうな顔してる…やば、うける笑｣

侑｢なんなん？！いっつも角名ばっかやん！！｣

角｢仕方ないじゃん？俺ら仲良しこよしだから｣

ね〜と言いながら私の肩を抱き寄せる

あ｢え？普通じゃない？｣

普通だったらここで、ね〜！と返すはずだが、普通じゃないAは見事に期待を裏切った

侑｢ふっふ！！勝った！！｣

あ｢侑めっちゃドヤ顔してるんだけど｣

治｢きも｣

治の煽る言葉に侑が腹を立たせた

侑｢あ"？お前やって俺と同じ顔してんねんからお前もきもいんやで！！！｣

治｢俺はお前みたいなゴリラ顔せんわ｣

焼きそばパンを頬張る片割れの落ち着きのある治にまだ対抗する侑

侑｢あ？！何やとお前！！表出ろや！！さむ！｣

治｢もう出てるやん、あほつむ｣

今私たちがお昼を食べているのは中庭である

銀｢お前ら飯食う時ぐらい喧嘩するなや喧しい｣

角｢いつも内容くだらないのに面白いから見てて飽きない笑｣

銀｢角名の趣味が分からんわ…｣

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あ｢今日も長い一日がやっと終わった｣

侑達とお昼ご飯を食べ終えた私は午後の長い授業を寝ずに頑張って受けて、やっと6限目を終えて帰宅準備をしていた

治｢今日どっか寄るんか？｣

あ｢え？普通に家に帰るけど｣

治｢そか｣

あ｢え、なに？｣

私の返事を聞くと少ししょんぼりしている治にどうしたんだろうと思った

治｢いや、今日の夜俺ん家鍋やるっておかんが言うとってな｣

あ｢うんうん｣

食い気味な私を見てふっ、と鼻で笑う治

治｢もし用事とかないんやったら、夜ごはん食べに来んか？｣

あ｢行く｣

治｢即答すぎて笑ろてまうわ｣

と、直ぐにスマホを取り出して誰かにLINEをしていた

治｢おかんに今LINEしたわ｣

あ｢仕事早すぎだろ｣

すると、ピロン！と治のスマホが鳴った