[ハイキュー]同級生程……[松川一静]

同級生程、……？2 ページ9

Side Matukawa


俺はその日の放課後まであいつを無視した




が





『松川くん！待って！』



部活終わりも彼女は待っていた




｢…なんだよ｣




『…何で、何で何時もの松川くんじゃないのさ……私は、松川くんとしか話せないのにさっ！』




その一言にムカついて




｢お昼男と話してたじゃん｣



『お昼……？』



彼女はなんの事か分からないと言う顔をする




｢だーかーら、俺がお昼お前んトコ行ったじゃん、そん時お前男と話してたじゃん｣



彼女はやっと思い出した顔をする、そして




『あの子、女の子だよ？』



と、告げた



｢……は？！いや、でもズボン履いてたぞ？！｣



『あー、今度の舞台の為に今男装してるんだよ』



つまり、銀城はまだ男嫌い、と……





｢なんだよそれ……｣



頭を抱えその場にしゃがむ



俺の誤解かよ




『ま、松川くん…？大丈夫？』



恐る恐る尋ねる彼女




｢あ？あー……もうスッキリした｣




そう告げると彼女は笑い




『良かった』


と、呟いていた




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