[ハイキュー]同級生程……[松川一静]

同級生程、頑張り屋な奴な居ない ページ6

Side Matukawa


放課後になると殆どの生徒が部活動へと駆け出す




俺もその1人な理由で




｢おし、始めんぞー｣



と、岩泉の掛け声で練習が始まる




バレー部なら当たり前の様に聞くレシーブやアタックの音




それに紛れて似合わない音が聞こえる



｢？……これ、何の音っすかね？｣




金田一と及川が話をしている



｢さぁ……トランペットじゃないしねー｣




｢フルートだよ｣



つい口が滑り答えを言ってしまう




｢え？！まっつん知ってるの？！？！｣




案の定、及川に捕まる……




｢知ってるっつーか……これ吹いてる奴が俺の友達だからよ｣




｢へぇー！！どんな子なの？｣




及川が目を輝かせて尋ねてくる




｢んー……そうだなぁ、変な奴だよ。でも……フルートに関しては誰よりも頑張ってるよ｣



何て、柄にもなくあいつについて話をする




−−


『うん、今日もバッチリ……』



その頃、1人屋上でフルートを吹いている少女の姿があった





同級生程、頑張り屋な奴は居ない

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