クローバーナイト ページ14
夢を見ていた。目の前に大きな大きなかき氷の山脈。是は食べるしか無かろう。スプーンをバズーカのように構えかき氷の山脈に突進していく。
鈴『うぉぉぉッッッ!!!!!!』
かき氷を一気に駆け上がる。すると脳内に鏡花の声がした。
鏡「起きて、起きて姉さん」
夢でまで鏡花の声が拝めるなんて幸せだなぁ。
鏡「起きて!」
しかし何だ。あまりにシカトしていると段々涙声に成ってきたぞ。え、最高←最低
鏡「起きて!姉さんッッッ!!!!!!」
鈴『ハッッ』
目をクワッと開けると白いシーツが目にはいる。太股の辺りに変な重みを感じてそっちを見ると……泣いている鏡花が居た。妾が起きたのを見ると、鏡花はホッと息を吐き出した。
鏡「よ”か”っ”た”ぁぁッッッ!!!!!!もう、目覚めないかと……」
鈴『……何かあったっけ…?←』
鏡花が脱力する。え、かわよっ!好きでぇぇすっっっ!!!!!!←唐突な告白大会
鏡「斯く斯く然々……」
鈴『……あぁ〜!そんな事有ったような無かったような…』
鏡「有ったんだよ!」
2人が(主に妾が)大騒ぎしていると、黒髪セーラー服の美人さんがとたとたと駆け寄ってくる。
ナ「目覚めたんですのね!善かったですわ!」
とまで云うと、スゥゥっと息を吸って、
ナ「兄様ァ!与謝野さん!乱歩さん!国木田さん!賢治君!お二人の意識、戻りましたのよぉぉぉぉッッッ!!!!!!」
と叫んだ。
…この華奢な体のどこからこんな声が出るのだろうか。
するとドタドタと音を立てながら蝶々の髪留めをした人と国木田さんと糸目さんと黄金君と橙色の髪の人が転がり込んでくる。
嗚呼、皆さん見覚え有りますわ!橙色さん何か鏡花の居場所教えてくれた人じゃないすか!
賢「嗚呼良かったです!お二人共かなり怪我してて……心配してました…!」
え、何この子めっちゃいい子。戸籍を変える気無い?弟に欲しい。
鈴『ええ、もう妾達は元気です!』
与「善かったねぇ。なら妥当なのは自己紹介辺りかい?」
鈴『あ、そう言えば皆さんの名前全然知りません。』
そう言うと蝶々さんはそうかいと微笑む。姉に欲しい。後、此処めっちゃ顔面偏差値高いやん。
与「なら言い出しっぺの妾から。妾は与謝野晶子だよ。与謝野でも与謝野さんでも好きな呼び方で呼ぶと云い。」
…与謝野さんにしよ。
キリ悪いけど、次!
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