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｢3人でなにやってんの｣
｢さっきそこで捕まっただけ。飯行こうぜ。いつものところらしいけど｣
｢お前そんなことより今日はどこのどいつとやりあったんだよ！｣
｢佐藤さんこれは愛の勲章ってやつだから！ガヤのこと許してやってよー！｣
｢なんだそれ聞き捨てならねえ！飯だ！飯行くぞ！｣
渉の肩から手をおろしニカと2人で夜道を歩く後ろ姿
｢何、酔ってんの？｣
｢多分な。どうせ娘のことだろ。行こうぜ｣
2人の背中を追いながら、渉と足並みを揃える
俺らより一回り上なくせに
ガキに見える佐藤さんの背中に
思わず頬が緩んだ
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｢で、その傷ってわけか。随分かっこいい傷付けるようになったな｣
ラーメンをすすりながら傷の経緯をニカが話し
その話に納得しながら麺を啜る佐藤さんを
相向かいで渉と一緒に見ていた
｢てか佐藤さんはどうなの？また娘になんか言われたの？｣
渉が餃子を食いながら
興味無さそうに佐藤さんに問いかける
｢なんか、俺父親失格だなあって思って｣
出会って1年以上
こんなに寂しそうに笑った佐藤さんを初めて見た
｢俺さ、去年まで娘と離れて暮らしてたんだよ。10年前に離婚して、親権は嫁に渡ったから全然会えてなくて｣
初めて聞く佐藤さんの過去の話に
騒いでいたニカも大人しくなる
｢でも、2年前に亡くなって、嫁側の親も後を追うように亡くなってさ｣
それから娘さんとは高校に上がるタイミングで
一緒に暮らすようになったけど
俺らと出会ったころ交番勤務だった佐藤さんは
実績を積んで警視庁の捜査官に昇格
交番勤務と違って不規則な生活を送る毎日で
顔を合わせるのも数少なく
年頃ということもあり、会話もあまり出来てないと
ポツリポツリ話しだした
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よこざわ(プロフ) - アヤさん» そう言っていただけて光栄です(涙)更新頻度遅くなるかと思いますが、気長に完結まで待っていただけると幸いです！ (2022年10月10日 2時) (
レス) id: 9a6785ae4e (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 大好きなお話だったので、更新再開嬉しいです。 (2022年10月9日 23時) (レス) @page13 id: 7edd60c260 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よこざわ | 作成日時：2021年8月23日 20時
