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「学校でどんなことしてるかも分からないし、昔みたいに笑わなくなってさ。何やってんだろうな…」


「だったら余計こんなところでラーメン食ってる場合じゃなくね?早く家帰れよ」


「今日も塾なんだってさ。家に帰っても1人なんて寂しいじゃん」


「何女子みたいなこと言ってんだよ」


「それにさ、やたら俺のTシャツが洗われてんだよ。俺も加齢臭が酷い歳になったのか?」









項垂れて、机に突っ伏す








隣に座っているニカが



佐藤さんの背中に顔を近づけ匂いをかいだ









「そんな気になるほどでもないけどねえ。女の子って鼻が敏感なのかな?」


「高嗣…お前、良い奴だな…」


「やめて抱きつこうとしないで。俺潔癖症だから」


「たーかーしー!」









俺らと会う前に相当飲んできたんだろう








出会った頃からやたらと俺らに絡みついてくるけど






こんなにめんどくさい絡みをしてきたのは初めてだ









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「大丈夫?ちゃんと家まで帰れる?」


「だいじょーぶ!酔いは冷めた!」


「絶対嘘だろ」









やたらとニカに絡みながら店を出て




俺らと反対方向に帰る佐藤さんを見送る









「お前ら!この後どっかで戯れたりするなよ?あと15分で補導時間だからな!」


「佐藤さんも早く帰りなよ。今頃娘さん家に男連れ込んでるかもしれないよ?」


「もしかしてTシャツ男に着せてんじゃねーの?佐藤さんが居ないうちに泊まらせてたりしてー!」









ちょっと煽ったら一瞬で真面目な顔になって




俺らに背を向けて走り出した









「今ので酔い冷めた?」


「確実に冷めたな。どんだけ心配なんだよ」









きっと帰って娘に問いただして





嫌がられて、落ち込んで









また俺らのところに



泣きべそかきながら絡みに来るんだろう









久々に見た星空の下









他人の家族を想像しながら







不覚にも羨ましいとか思ってしまった









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よこざわ(プロフ) - アヤさん» そう言っていただけて光栄です(涙)更新頻度遅くなるかと思いますが、気長に完結まで待っていただけると幸いです! (2022年10月10日 2時) (レス) id: 9a6785ae4e (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 大好きなお話だったので、更新再開嬉しいです。 (2022年10月9日 23時) (レス) @page13 id: 7edd60c260 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よこざわ | 作成日時:2021年8月23日 20時

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