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なんで、なんで相談しねえんだよ。
なんで、俺のせいで1人で苦しんでんだよ。
雨のなか、あいつがいるであろう場所まで走る
少しずつ落ち着いてきて
たまには学校行かなくちゃななんて思っていた思考も
朝から窓を叩きつける雨の音で消え失せたはずだった
珍しく北山から着信が入って
俺は間違った守り方をしていたと
やっと気づいたんだ
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｢Aちゃん。学校で大変なことになってる｣
電話越しで北山が慌てている
地方の試合で、しばらく学校を休んでいた北山
久々に向かう学校の通学路で
同級生が話しているのを聞いて
すぐに俺に連絡をくれたらしい
ビショビショのまま玄関を通り過ぎる
1年の下駄箱を確認すると
1足だけめちゃくちゃに汚れた
小さなローファーを見つけた
｢この番号誰｣
汚れたローファーが入った下駄箱に印字された数字
今登校してきたであろう男子に聞いたら
怯えた目で小さく｢佐藤さんです｣と答えた
Aがこんなに汚く使うはずなんてない
まさかあいつ、変なこと考えたりしてねえだろうな…
急いで屋上へ向かった
雨の日に屋上へは絶対に登らないAが
何故か、屋上にいる気がしたから
すぐに繋がるはずの階段さえ
扉さえイラついてしまう
早く、早くあいつの元へ行かなくちゃ。
雨の打ち付ける音が扉を開けたことにより強まる
居ないでくれと願った、居るなと念じた相手が
雨のなか、校庭を見下ろしていた
｢A！！｣
叫んで呼んだ声に反応して
ゆっくり振り返る。
10日ぶりに見たAは
初めて見る、疲れきった顔をしていた
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よこざわ(プロフ) - アヤさん» そう言っていただけて光栄です(涙)更新頻度遅くなるかと思いますが、気長に完結まで待っていただけると幸いです！ (2022年10月10日 2時) (
レス) id: 9a6785ae4e (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 大好きなお話だったので、更新再開嬉しいです。 (2022年10月9日 23時) (レス) @page13 id: 7edd60c260 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よこざわ | 作成日時：2021年8月23日 20時
