07：2人の心情 ページ7
「昨日は、その、ごめん。顔の怪我のこと。」
「ううん。別に。」
朝。
菅原は昨日のことを引き摺っている。
しかしAはいつもと変わらない。
「今日さ、数学の小テストあるよね。勉強した？」
「うん、したよ。」
2人の学力はさほど変わらない。
と、それよりも。会話は終わってしまったようだ。
だんだんと歩くスピードが速くなっていく。
彼は無自覚な様子。しかし、
(そういえば、自然と2人で登校しちゃっているけど心臓持たない…。)
心臓バクバクであった。
更に彼女も、
(せっかく孝支君から話を振ってくれたのに、終わらせてしまった。どうしよう…。)
会話の少なさと話を続けることができないという2つの、罪悪感を感じていたようだ。
(あーあ、名前で呼んでほしいなぁ…。)
(あーあ、どうすれば緊張しなくなるんだろう…。)
菅原とAはやはり今日も、頭を悩ませていた。
＊
「…というわけで、縁下君。」
「俺、ですか。」
昼休みに2年の教室へ行った私。
澤村君に相談、でも良かった。それに潔子ちゃんにも。
しかし安全確保の為、1つ学年下の縁下君に相談、と思い今に至る。
「どうして俺に相談を…。」
「君みたいなしっかりしている人(後輩の中に)はいないよ、次期主将さん！」
「今みたいな感じで、皆に接すればいいのに…。」
こうやって“素”を出せるのは縁下君だけみたいだ。
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紫推莉 - 本当に面白かったです。大学生編があったら絶対読みます！！いい話をありがとうございました！ (2022年6月12日 12時) (
レス) @page37 id: 476647d32d (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - ☆天香☆さん» コメントありがとうございます。私もどのような流れでくっつけていこうかなと迷っています(笑)頑張っていきますのでよろしくお願いします。 (2019年11月19日 17時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
☆天香☆ - ただただ純粋でにぶちんな二人が愛しいです・・・!!お前ら早くくっつけ!!と思いながら読むのが楽しいです。応援させて頂きます! (2019年11月19日 12時) (レス) id: 63e3e21700 (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - 海石榴《ツバキ》さん» コメントありがとうございます。頑張って更新していきますのでどうぞよろしくお願いします！ (2019年11月17日 22時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
海石榴《ツバキ》(プロフ) - とても面白かったです！応援してます！ (2019年11月17日 22時) (レス) id: 906a0c9fbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノン
| 作成日時：2019年11月17日 15時
