【銀魂】晋助の彼女さん。３【高杉晋助】

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『あと少し…』




『あと少しだから…！』



だんだんと晋助の息も消えかかっていく。



まってね、まだ晋助は大丈夫。



晋助は生きてる。



まだ生きてる。




そう、自分に言い聞かせる。



言い聞かせないと弱気になるから。





ブワァッ…__




風が髪を靡くように吹く。





『みっ見えた…』




ちょこんっと、建っている本陣。



安心して足元を見てなかったせいか。



バタンッ…




馬鹿な私は石につまずいて転けた。←



地面に倒れこむ。



立ち上がろうとするが…





『捻挫かよ……』






地面に付いている手を握り締めて、勢いよく立ち上がる。




『っ……』





痛くてたまらない。



それでも頑張って晋助を運ぶ。



目の前…



後ちょっと。



言っとくけど、



只今鼻から鼻血が出ています。



転けた時、顔面もバタンってやっちゃったからね。



顔は鼻血でボロボロ。



着物は晋助の出血でベタベタ。



足は転けたせいでボロボロ。



うん、



晋助に着物買ってもらおう。




あと奢ってもらおう。

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