【銀魂】晋助の彼女さん。３【高杉晋助】

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ドカンッ…バンッ…



後ろの方から聞こえる戦時の音。



嫌な音をたて寄せる。



みんな無事かな？



小太郎や坂本…銀兄…無事に帰って来てね。



絶対。



そう思った瞬間、




『ヒャぁっ…！』




突如背中に染みる冷たい液体。



もしかして…



走りながらそっと脇腹をみたら…




『嘘………』





綺麗に真っ赤に染まっている着物。



天人の返り血じゃ無い。



これは、おんぶしている



晋助の血。






『晋助っ！』






ここまでなっちゃうと大量出血で死ぬんじゃない！？



ガチでヤバい…



頭の中はほぼほぼ真っ白。



森の中の一本道を駆ける。



その先にある本陣までほんの…ほんの少し。



足は限界をとうの前に尽きている。



でも、愛しき人のためなら…






『晋助…あと少しだから頑張ってよ。本当…』





もう、失いたく無い。



失いかけたく無い。



神様なんて居ないって信じてた。



だけど、今日だけは信じる。←





“ お願い、晋助を助けて… ”





返事も何もしてくれない。



それでもいい。




ただ生きてくれれば…

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