明日はきっと虹が見えるよ＿秘密から始まる物語＿

#3モデルに合格！？ ページ5

さっきの部屋の隣の部屋に案内された

ガチャン

勇気を振り絞って中に入った

オーラないって言われるかな、、。

ドキドキしながら審査員の人の顔を見た

女の人1人。編集長かな。

編集長は満足そうに頷いてこっちを見ていた

よかった。追い出されなかった。

なんてホッとしたのもつかの間。

部屋の真ん中に置いてあったイスに座った瞬間さらに緊張してきた

うぅ。なんて言われるんだろ

編集長は私を指さして笑った

「二コロンのモデルはあなたに決定っ！」

、、、え？

一瞬の出来事に戸惑う私。

頭が追いつかない。

え？私がモデルに？

混乱状態の私を置いといて編集長は男の人に指示を出した

「他の人たちに伝えといて。モデルはもう決まった。って」

男の人は深々と頭を下げてすごいスピードで出ていった

いや、え？今何が起こってるの？

編集長は満足そうに私をみてパチンと指を鳴らした

「今年の新モデルは最強ね。」


その一言でやっと頭が理解した

「私が、、、モデルにぃぃ！？」


突然叫んだ私に編集長は少し驚いてから
笑った

「あなた面白いわね。そう。あなたモデルになるのよ」


編集長に色々プリントをもらって控え室に戻ると

結ちゃんだけが残っていた

その目はキラキラしていて嬉しそう

結ちゃんは私が部屋に帰ってきたことに気づくとすぐに駆け寄ってきた

そして私の手を握って言った

「彩ちゃんおめでとう！頑張ってね！」

私はやっとモデルになったということを実感した

やばい。泣きそう

「結ちゃん、、、ありがとおぉ」

涙腺崩壊した私を見て結ちゃんも目をうるうるさせて抱きついてきた

「悔しいけど、悔しいけどっ、彩ちゃんにはモデルの素質が元々ある。

私の分まで頑張ってくれないと怒るからねっ！」

「うぇぇん」と泣き出す結ちゃんを見て私は強くうなずいた


私、モデル精一杯頑張りたい。

絶対諦めたりしない。

私は今

心の中でそう誓った

#4ママはモデルになりたかった→←#2結ちゃん

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