【名探偵コナン】ケセラセラ

7話　舐めるなよ！ ページ8

まって嘘でしょ。

この先は更に狭い
直線は途中でフェンスがあり
左右に路地がある状態だ
いわばT字路

そしてその左右の路地から見えるのは

背が高く口元には爪楊枝を咥える彼
対して反対側には金髪の彼

こんな形でご対面ですか!?

松「いい加減お縄につけやぁぁあ!!」

撒いたはずの松田さんが後ろから来た
手には携帯が握られている

クソッ誘い込まれた!!。

だがしかし!!舐めるなよ!!小僧ども!!()

伊達班長であろう人の前には
捨てられたゴミ箱がある

スピードを保ちつつスクバを
リュックのように背負う

もう終わりだと言わんばかりにニヤついている班長

『JK舐めるなよ!!』

ゴミ箱を台にして大きく中を舞う

4人「「嘘だろ!?」」

華麗にバク転をし
フェンスの上に着地する

『バァイ！ミスターマツダ！』

キャラをも捨て
全力で逃げる

松「あんのクソガキ!!」


『ん？さっきもう一つ声聞こえなかったか？」

ッ！

萩「やぁAちゃん。そろそろお話しない？」

逃げ場のない一直線の先には先程いなかった
萩原の姿が

まさか。

顔を青くする

ガシッ

壊れたおもちゃのように顔を後ろに向ける

松「よぉ…はぁ…JK…はぁ…やっと…はぁ…捕まえたぞ」

めちゃくちゃ息を切らした松田がいた

『アハハ松田さんどうしたんですか？疲れてますよ』

諦めたように煽る

松「誰のせいだ!!!」

カシャン

え？カシャン？？

自分の左手首を見ると
そこには銀色の輪っかが繋がっていた

えっ。

『はぁ!?手錠までかけるんですか!?』

萩「Aちゃん逃げるでしょ」

いやいやいや!?
おかしいだろ!?

「お、なんだ捕まえたのか」

「まったく突然メールを寄こしたと思ったら鬼ごっこか」

今とてもここを離れたい
なぜ追いかけられたのかも気になるが
駄目だ

なんせ彼ら2人の後ろに彼がいるから

『ちょまじ離してくんね？無理だから』

松「余裕ねぇじゃねぇか。よぉ逃亡者」

この野郎。

『さっきからなんなんですか!?私は犯罪者ですか!?』

松「ああ。」

あﾞあﾞ!?


「そろそろ説明してくれよなんでこの子追いかけてたのか」

ッ。

あ、まじか。やば。
声かっこよ。

「おいおい嬢ちゃん俯いちまったぞ？」

伊達さん心配してくれるの。

「流石に5人で追い込むのはやり過ぎなんじゃないのか？」

えっ降谷さん優しい。

ゆっくり顔を上げる

伊達さんはすぐ近くにいて
その後ろに降谷さんと彼がいる

『…ッ』

萩『あれAちゃん惚れた？』

その発言に赤面する

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