133話 秘密の真相 ページ39
降｢どういうことだ？｣
『私は自分で言うのもあれだけど優秀だった。
ボロも見せずに約8年、警察学校を卒業と共に組織に入った』
萩｢えっ｣
驚くのも無理ないか。
普通警察学校出たての新米警官を巨大な組織に
潜入させるなんて。
『奴らはありとあらゆる情報を持ってた。
警察庁及び警視庁内の全警察官のデータすらね』
降｢なるほど。警察学校在中の人間や卒業直後の警察官のデータはなかったと｣
『そう。だから公安に配属が決まった時、同時に潜入も決まってた』
松｢おい。回りくどいんだよお前の言う違いってなんだよ｣
萩｢ちょッ陣平ちゃん！｣
『じゃあ簡潔に言うわ。あり得ないんだよ。
私はハッキングが得意だから言える。
"全"データが盗まれる事なんてあり得ない。』
｢｢！！｣｣
『どんなに優秀なハッキング技術を持ってしても
データ上にないデータまで盗めるはずがない。
でもあいつらは"全て"を持っていた』
降｢まさかッ｣
『ハッキングじゃなかったの。
なんせ警察側がデータを売り込んでいたから』
伊｢嘘だろ｣
萩｢警察組織が犯罪組織に加担でしたってこと!?｣
諸｢そんなこと…｣
あることに気づく松田
松｢おい。まさかと思うがAの潜入がバレたってのは｣
｢｢!!!｣｣
『……憧れて、誇りに思っていた
礼拝堂は静寂に包まれる
『いやほんと。それ知った時絶望だったね。
なんの為に身を焦がして尽してきたかって』
Aの言葉に耳を傾ける5人
『拷問の内容がさ、警察上層部の警察官達の情報を
聞き出そうとするものだったの。
組織からすれば協定を結んでいた警察から
潜入が入っていたなんて思わなかったんだろうね。
私的には言ってもいいかなって正直思った。』
降｢でもAは言わなかったんだろう？』
『んーまぁね。警察組織の為って言うよりは
自分の為だったけど。
私は前世でも一人だったから
すぐに何かを守る為に自決を選べなかった』
諸｢……｣
『幹部の一人でも捕まえようなんてもってのほか。
行動すれば未来で起こる犯罪に巻き込まれる国民が
救われたかもしれないけど
その為に命を捨てる選択を取らなかった。』
松｢……｣
『何もかも吐いて楽になろうかと思った』
｢｢………｣｣
『でも、思い出しちゃったんだよね。
自分がなんで警察官を目指したか。なんで憧れたかを』
ゆっくりと5人に顔を向ける
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1255人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
一匹狼の飼い主(プロフ) - 初めまして。コメント失礼します。ケセラセラ凄く好きなお話です。続く(更新停止中)となっていますが、続きを書くことはありますでしょうか？もし、続きを書くのであれば更新して欲しいです。続きが凄く気になります。 (4月5日 6時) (
レス) @page43 id: e826236d07 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 続き気になりすぎます、、 (4月3日 8時) (レス) @page43 id: 2af65047db (このIDを非表示/違反報告)
暁斗(プロフ) - 好きです…(泣) (2月5日 0時) (レス) id: 1a3630256b (このIDを非表示/違反報告)
焔 - 続きがめちゃめちゃ気になります！更新楽しみにしてます！待ってます！！！ (1月16日 23時) (レス) id: 4850a6f58f (このIDを非表示/違反報告)
もっちゃん(プロフ) - 神作品で見返したりしてます！更新楽しみにしてます！ (8月12日 22時) (レス) @page43 id: 924e2cc931 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
