ひみつ18. ページ20
ターゲットの男「はは、暴れても無駄だよ…私の異能は、相手に触れずとも動きを封じることが出来るんだ」
『そ、そんな…』
ターゲットの男は、ニヤリと気持ち悪い笑を見せ、手を動かし出す。
鼻息は荒いし、汗臭い。最悪。
こんな任務来るんじゃなかった…
ターゲットの男「うおお、なんて綺麗なんだ…白い肌に華奢なライン…これからは全て私のモノだ」
『そうはいかないと思うけど?』
ターゲットの男「は…?何故だね?」
『ふふ、実はね、私もなの』
ターゲットの男「な、何」
『異能力____イエロー・パイロット』
ニヤリと笑って、男の腕の中から抜け出す。
直ぐ様男の後ろへ回り込み、思いっ切り男のネクタイを後ろへ引っ張り上げる。
ターゲットの男「き、貴様…なっ…にを」
途切れ途切れに話している苦しそうなターゲット。
そりゃそうだ。首を絞められているんだから。
でも、此方も任務として来ているにすぎない。
『御免なさいね、首領の命令なの。じゃあね、お休みなさい』
ターゲットの男「う"っ…ぁ………」
一気に締め上げた。
男は完全に息を引き取った。
ふぅ…と息を着いた瞬間、部屋の奥から拍手が聞こえた。
太「いやーお見事だったねぇ。私の出る幕は無かった様だ」
『何時から居たんですか…てか手伝ってくださいよ…怠』
太「Aがベッドお借りしても?とか言ってたあたりからかなー」
『ほぼ最初からなんですね。てか、早く帰りましょ、首領に報告しないと』
太「そうだね、行こうか。はい」
手を差し出される。
握れということか。それとも?
ここは一先ず大人しく握っておこう。
『ありがとうございます…』
太「いいえー、どういたしまして」
『黙ってれば賢くて可愛く見えるのに…』
太「なんだい?」
『なんでもないです。』
太「ふぅん…あ、イエロー…なんたらの意味って?」
『"騙されない"です。私が騙されても平気なのは、中也くらいですよ』
太「なんか妬ける。それは、中也のくせに…」
ムスッとしてしまった太宰さん。
子供かと思いつつ、足早に屋敷を出た。
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華 - 面白かったです!!!続き待ってます! (2020年4月29日 0時) (レス) id: d464d4c3f4 (このIDを非表示/違反報告)
★ayaka★(プロフ) - 面白かったです。続き待ってます (2019年11月6日 22時) (レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)
かなやなか(プロフ) - 麦ちゃん さん» おめでとうございます!!!もう令和なってから3ヶ月と少し経つんですねぇ… (2019年8月12日 6時) (レス) id: caa16effcf (このIDを非表示/違反報告)
麦ちゃん - 令和元年おめでとうございます!! (2019年5月2日 4時) (レス) id: ad939e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
かなやなか(プロフ) - 。負け犬団長さん» 趣味wwww合うでしょう!!きっと!wwあら!乱歩さん推しなんですか!?可愛いですよね、ラムネの瓶のビー玉出してーとか、ねるねるね〇ねのとか!← (2019年5月1日 23時) (レス) id: caa16effcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かなやなか | 作成日時:2019年3月24日 23時