中原中也の裏の顔【文スト】

ひみつ１９. ページ21

あの任務から数日。
平和は辛うじて？
保たれていた。





中「おい」





『なんですか』





中「分かンねェのか」





『だから何が！？』





中「口の端。ご飯粒」





『・・・え』




慌てて鏡で確認すると、一粒。付いてた。
ピッと取って口に放り込む。
てか、最近こんな会話しかしてない。
どんだけ平和なんだ。
此処は本当にポートマフィアの本部なのか？
何か面白い事起こらないかな





中「平和だな」





『まじそれな。やる事がないのもつまらない』





中「こンな時にあの莫迦は何処ほっつき歩いてンだか」





たぶんだけどあの莫迦っていうのは、太宰さんのことだろう。
どうせ新しい自 殺 方法思いついた！とかだろう。
中也の執務室でぼけーっとすることも無くくつろいでいたら、突然バーンと扉が開いた…


なんてこと起きないかなぁ……






『ちゅうy…ﾊﾞｰﾝｯｯｯｯ///』




大きい音が扉の方からして驚いて振り返ると、扉は吹き飛ばされていて無くなっていた。
奇襲？それとも？
何にせよ、フラグ回収早すぎてそっちにびっくりだわ。






太「ちゅううううううやあああああ！！！」





『煩いですよー太宰さん』





中「いつもの事だ。ほっとけ」





太「仕事だ！」





中・あ「『は？？』」





いや、内心、扉吹き飛ばされて怒りもしない中也にも驚いたが、


それ以上にあの太宰が仕事を持ってきたという事だ。






何があったんだ太宰さんに…







『あ、分かった。頭打ちましたね？』





太「はぁ？？この私が変だというのかい？」





『は？変とか言った覚えないし、質問に答えてください』





中「正論じゃねェか、A。
いいぞ、もっとやれ」





『分かった…太宰さ「もういいから！私が悪かったから！てか人の話聞いてよ！」





何時も以上に太宰さんが面倒臭い事になっていそうなので、とりあえず話を聞くことにした。



なんでも首領直々の命令で、
ほかの構成員には内密にして欲しいとのこと。





『で？任務の内容は？』





太「とある組織の壊滅だ」





中「とある組織ィ？何処だよ？それ」





太「此処」





その瞬間、私と中也の顔がしかめっ面へと変わる。


満面の笑みで指さされたこのビル。
つまり、、、






『此処…ポートマフィアの裏切り者の大掃除ってことか……あーだるい』





太「しょうがないでしょ、裏切り者が数人いるらしい。あ！拷 問と事情聴取は、私ね♡」

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