中原中也の裏の顔【文スト】

ひみつ１７. ページ19

よりによってな任務が入った。





男「1曲どうです？」



『いえ、連れがいるもので…』



太「やァ、待たせたね、A」



『治さん！』



私たちを見た男はそさくさと去っていく。
そう、お分かり頂けただろうか。





ここは、パーティー会場。



隣にいるのは、中也ではなく太宰さん…治さん。





『はぁ…』



ため息しか出てこない。





太「幸せが逃げるよ」



『別にー既に今、不幸だから』



太「それもそうか。よりによって、色任務とはねぇ…」




そう云う彼は、どこか楽しそう。


つくづく思う。
此奴、良い性格してるわ。




『それよりターゲットさんはどこに…あいた』



太「あれだね。あの小太り野郎」



『大太りの間違いじゃ？』



太「それは笑える」




ヒィヒィ言いながらお腹抱えて笑ってる太宰さんを放置し、ターゲットへと歩み寄る。

後ろから「待ってープリンセスー」とか言う声がしたが、無視。安定の無視を決め込んだ。




太「…放置プレイ？」



『どこまでポジティブなのこの人…』



太「心の声がダダ漏れだねぇ、ありがとう」



『いや、褒めとらん』



そんな事より、早くこの任務終わらせなきゃいけないんだよ、こっちは。


最近お腹も膨らみ始め、吐き気とかで辛い。

早く家に帰りたいところなのだ。




ターゲットの男「wow！！なんと美しい…」



『こんばんは、、私その…少し体調が優れなくて…』



ターゲットの男「そうなのかい…では、此方へどうぞ…」



『あ、ありがとう…』




腰を支えられ、別室へと連れ出される。

そういえば、あいつ、太宰さんは、どうしているのかと、振り返れば、あろうことか他の女をナンパしてた。





睨む。





太「ん…？あ…きゃは！！」←




後で殴 ろう。






そう決め込んで、ターゲットの男についていく。









連れてこられたのは、いかにもな一室。


ダブルベッド1つ。




よし、すぐさま終わらすか。





『ベッドをお借りしても…？』



ターゲットの男「嗚呼、勿論。私も一緒に寝よう、君が眠りにつくまで」



『まあ、、それは安心して眠れるわ…』






ベッドに寝転んですぐ、男は私の両手を拘束後、もう片方の手でドレスの下に手を入れた。



こいつ、どんだけ性 欲強いん…



呆れつつ、慌てたように演技演技〜
からの異能力______



『っ…何を！！』




ターゲットの男「異能力 イカリソウ」



男は触れていないのに、
手足が…動かない。

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