. 寂雷side ページ5
寂雷side
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｢何で私はこんなに大変な思いしないといけないんですかねぇ…｣
｢大丈夫だよ､君はしっかりやっている｡この私が証人だよ｣
泣き崩れる女性に私は優しく声をかける｡
彼女の名前はA｡私と同じ病院で看護師として働いている｡
その実力は凄まじいものだ｡彼女にかかればどんなに泣いている子供でも､大人でも手懐けてしまう｡
その技術を目の当たりにした時は感激したよ｡
今日は彼女から誘われて､居酒屋来ているのだが…彼女の口からは同僚の愚痴しか聞いていない｡
お酒を飲んだ彼女は次第に口が悪くなって行き､今が丁度ピークだろう｡
グラスが机に置かれる音がすると､机に突っ伏した彼女は涙目でこちらを見つめる｡
｢せんせぇ…どうして貴方はそれ程までに善良な存在なんですかぁ…？｣
彼女の口からは出てきたのは今の状況では想像しにくい言葉が出てきた｡
｢そうだね…｣と前フリを口にすると彼女は頭を上げ､真剣な眼差しを向けてきた｡
｢私は自分では善良な人間では無いと思っている｡だが､私にもプライドがあってね…患者さんを困らせたり､不安にさせる言葉は安易に伝えない｡少しづつ教えていく｡これが私のモットーだよ｣
手に持ったカシスオレンジのグラスを口につけると､何やら書いている音が耳に入る｡
見てみると､彼女はメモ帳に勢い良く､書き上げて行く｡
目を輝かせながら､ペンを滑らせる｡
｢…Aさん､何をしているのかな？｣
覗き込んで見ると､視界からメモ帳が消える｡驚いて､彼女の手にはメモ帳をしっかりと握っていて､頬はお酒のせいではない､別の意味で赤くなっていた｡
｢これは…先生のお言葉を取っておきたいので…全てメモしてあるんです…！｣
恥ずかしそうに話す彼女は嬉しそうにも見えた｡
照れているのか､日本酒を一気に飲み干す。
その動作は可愛らしく､とても愛らしく感じた｡
｢Aさん､あまり飲み過ぎてしまうと潰れますよ｡その辺にしといた方が…｣
明らかに飲み過ぎているので､忠告をした次の瞬間､彼女を見てみると､机に倒れ込み､気持ち良く眠っていた｡
｢…全く…しょうがない人ですね｣
席を立ち､彼女の隣に座ると静かな寝息が聞こえてきた｡
そして
飴村くんはどうして私達を見ていたのでしょうか｡
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あやりな(プロフ) - ACNEさん» 続きはどんどん更新中だからねっ！早く読んで僕の活躍を見ててね！これからもー応援よろしくねーっ！ (2019年8月19日 15時) (
レス) id: 13a7eba215 (このIDを非表示/違反報告)
ACNE - 続きがまちどおし((…ﾜｸﾜｸ(#´∀`#) これからも頑張ってください！ (2019年8月19日 14時) (レス) id: d9fccfe3cd (このIDを非表示/違反報告)
あやりな(プロフ) - まふさん» そーなのー！？それはショック…ってそんな訳ないよ！これからもっと僕の事を好きになってよ！僕も君のこと大好きだからさ！またお話しよ！ (2019年7月17日 17時) (レス) id: 13a7eba215 (このIDを非表示/違反報告)
まふ(プロフ) - コメント失礼します。らむださん最初はあまり好きではなかったのですがこの小説みてからとっても好きになりました！これからも更新頑張って下さい (2019年7月17日 16時) (レス) id: b1440280f1 (このIDを非表示/違反報告)
あやりな(プロフ) - 叶夢さん» おねーさん､僕の事応援してくれるのー！？ありがとうー！ぜっーたいに！君の事､奪いに行くからねっ！待っててよぉー！ (2019年6月16日 11時) (レス) id: 13a7eba215 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやりな | 作成日時：2019年5月14日 21時
