兄もアレなら妹もアレ3【白鳥沢】

118 アレって言うな ページ21

いっててててぇー



監督に怒られるー



体育館に殴られた頬を擦りながら行った




〜5分前〜




「ご忠告どもー！

じゃ、私は部活があるから行くね！」




「は！？逃げるな！」



「逃げる？逃げてないわ！急いでんのー！」









後ろで何かを一生懸命に叫んでいるのを無視

そして現在に至ります！




「遅れてすいませんー！！」



入ると監督と目がバッチし合いました。



「早く準備しろ」



ほいっす！！




着替えてマネージャーの仕事をこなす

スポーツドリンクを何本も作り、
記録をして、タオルの用意





「はいー、休憩デース」





そう叫ぶと直ぐにみんなドリンクを取りに来た




「A…」




ピタッ



！！？！？！？



「ぎゃぁ！」




頬に冷たいのが付けられた



その冷たいのが濡れたタオルだったって事は

すぐ気づいた。




「若利！？なにしてんの！？」




「赤くなっているぞ？」





ちょっ！ちょっ！



頬を優しく撫でられてこしょばい！！




「大丈夫大丈夫！」




「そうか。」


「でもそれ、手形じゃないですか？」




感の鋭いやつだな！


白布賢二郎！！






「いや！違う違う！」





これバレたらみんなに心配かけることになる！

それだけは避けなくては！！





「じゃーどうしたんですか、これ？」




「太一？誰が触っていいって言ったー？」




手を振り払う




「ひどぉーいーー」




酷くありません！





「なんかあったら言えよな？」



男前っす瀬見パイセン！





「皆、大袈裟すぎ！！なんもないって！」





痛いけどそこまで心配されたら困る！

逆にどんな凄い痛みだよっ！ってなるでしょ！






「Aも大丈夫って言ってるんだし

大丈夫でしょー。ほんとに大袈裟だなぁー」




「そそ！天童の言う通りだよ！」





ってかお前のせいだわ！




「Aーの事だしドジったんだよー」




はいーあんたの今日の悟りはハズレー




「むかつく！」




天童に蹴りを入れてみんなを練習に戻させた

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