4話 ページ4
テラノーグ「僕は人間じゃない。人を超越した思考能力を持っているんだ
僕には未来がはっきりと見える!人類を救うために、アトランティスは犠牲にならなきゃいけないんだ!」
すると、最虹丸も前に出て漆黒丸の隣で叫んだ
『たとえどんな理由があっても、大勢の人を犠牲にするなんて僕は認めない!
人の未来を奪う権利なんて誰にも無い!!』
テラノーグ「認めない………?
だからどうだというんだ!」
漆黒丸「っ…!」
我慢の限界が来た漆黒丸は、テラノーグに向かって拳を連続で放つ
だが、テラノーグは空中に飛んで拳を躱し、追ってくるように飛んできた漆黒丸の拳の連撃を回避した
ジンペイ【俺はお前みたいに頭は良くないけど……お前の言ってること、違うと思う!
未来で悪いことが起こるからって、罪もない人を犠牲にしていいわけない!!】
ライム【大義には犠牲が伴うものなんだぁぁぁ!!】
ライムはジンペイに向かって叫び、テラノーグは強烈な拳を放った
漆黒丸「ぐっ…!!」
その一撃を漆黒丸は咄嗟にガードしたが、あまりの威力に吹っ飛ばされる
だが、すぐに体制を立て直しテラノーグの前に立つ
漆黒丸「そんなもん知るかよ!!」
テラノーグ「未来を作るためには、滅びるしかないんだ!
僕は君たちの未来を、守ろうとしているんだぞ!!
それを……何故邪魔をする!?」
そう口にしたテラノーグに向かって、漆黒丸は大声で言い返した
漆黒丸「どんな理由があろうと、沢山の命を犠牲にするなんて、やっていいわけないだろ!!」
テラノーグ「っ!」
漆黒丸の中にいるジンペイは、真剣な表情で語り続ける
ジンペイ【命は大事なものなんだぞ!?命を繋いで、繋がれていかなきゃいけないんだ!!
俺のこの命だって……母さんから繋いでもらった命なんだ!】
____
[過去の回想]
____ジンペイがまだ小学生の頃
夕方……ジンペイと父・陣人は、公園のベンチに一緒に腰掛けていた
陣人《参観日に父ちゃんが来て、かっこ悪かったか?おばあちゃんに来てもらってもよかったけどな》
ジンペイ《ううん!全然!俺父さんがいいし!》
陣人《そうか……母さんなあ、お前が生まれた日に死んだんだ》
ジンペイ《?》
陣人《だけどな、お前の母さんは"ここ"にいる》
そう言って陣人は右手で、ジンペイの胸をトンと叩いた
55人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「妖怪ウォッチ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラーイカ - 自分は前までy学園にちょっと興味あったぐらいなんですけどこの神作品を見てy学園にとても興味が湧きました❗最期めっちゃ泣きました😭ありがとうございます‼ (2023年4月25日 18時) (レス) @page36 id: c40491354b (このIDを非表示/違反報告)
よーさく - ありがとうございます。こんな素晴らしい物語を書いてくれて🙏あなたは神だ!!!! (2023年4月16日 23時) (レス) @page36 id: c88dc708d6 (このIDを非表示/違反報告)
ねこまる - これまで見てきた夢小説の中でいっちばん大好きです!誰落ちとかもなくてさいこうすぎました!!!! (2023年3月29日 8時) (レス) @page36 id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
甘雨 - 最高すぎてリピートしてます!番外編とかも書いてほしいです! (2022年8月11日 10時) (レス) @page35 id: 1fff0e47b3 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 控えめに言って最高過ぎました。このお話をPart1から読んできて、軽く5回は泣きましたねハイ面白さと感動と…ほんっとにありがとうございました!!!読んでいる時間がとても楽しくて…原作の方でも思ったんですが、やはり終わりというのは寂しいものですね… (2022年3月8日 22時) (レス) @page36 id: 3be26313f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スタースト | 作成日時:2022年3月6日 2時