8話 ページ25
クウカ「えっ?ラント君、って……」
ラント「そういうのは好きではない」
ラント君は少し下を向いて、そう言った
クウカ「ぁ……そ、っか……
やっぱり会長って呼ばなきゃだね…ごめんなさい……」
ラント「……ラントでいい」
クウカ「!」
ラント君の一言を聞いて、クウカ先輩は驚いたように目を見開く
ラント「いつまでよそよそしくしている。いい加減そうすべきだろ
"クマ子"」
クウカ「!……うん、ラント////」
ラント君に笑みを向けられたクウカ先輩は、嬉し涙を浮かべながら笑顔を見せた
『よかったですね……クマ子先輩』
エルゼ《あの二人、お似合いね♪》
霊体の姿のエルゼちゃんと一緒にその光景を遠くから眺めていた
が…
クウカ「でも、Aちゃんは渡さないからね!」←
ラント「私もAを譲るつもりはない」←
『《………えっ?;》』
いきなり火花を散らしているラント君とクウカ先輩を見て、私はエルゼちゃんと一緒に唖然とした←
____
そして空も暗くなり…
フブキ「じゃあそろそろやるわよ!
百物語ー!」
マタロウ「え?もうやるの!?」
みんなが一気に準備し始めたのを見て、マタロウ君は驚きの声を上げる
ジンペイ「だってそれがメインイベントだぜー!」
『いや!メインはマタロウくんの送別会でしょ!;』
椅子を運んでいるジンペイ君を指差して、私はそう言った
ノズチカ「本当にやる気か……?」
チアキ「このメンツでやると、色々楽しめそうじゃん」
ノズチカ先輩の隣で、チアキ君は楽しそうに笑う
フブキ「はーい!みんな円になってー!」
マタロウ「いやいやいや!霊を呼び出すとか、それって送別会としてどうかなぁー?
やっぱり違うんじゃないかなぁー?;」
マタロウ君はどうしてもやりたくないのか、急いでフブキちゃんを説得しだした
____が
『ごめん、マタロウ君……
準備が終わっちゃった;』←
私は椅子に座わっているみんなを見つめながら、マタロウ君にそう話した
マタロウ「ってもう準備できてるぅ!?;」
ラント「マタロウ!早くしろ!」
マタロウ「なぜかラントくんもノリノリだし……;」
すると、チアキ君が私の方を向いて口を開く
チアキ「Aは僕の隣ね」
ジンペイ「いや俺だろ」
コマ「ダメだよ、ジンペイはセクハラするでしょ。やっぱり僕だよ」
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ラーイカ - 自分は前までy学園にちょっと興味あったぐらいなんですけどこの神作品を見てy学園にとても興味が湧きました❗最期めっちゃ泣きました😭ありがとうございます‼ (2023年4月25日 18時) (レス) @page36 id: c40491354b (このIDを非表示/違反報告)
よーさく - ありがとうございます。こんな素晴らしい物語を書いてくれて🙏あなたは神だ!!!! (2023年4月16日 23時) (レス) @page36 id: c88dc708d6 (このIDを非表示/違反報告)
ねこまる - これまで見てきた夢小説の中でいっちばん大好きです!誰落ちとかもなくてさいこうすぎました!!!! (2023年3月29日 8時) (レス) @page36 id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
甘雨 - 最高すぎてリピートしてます!番外編とかも書いてほしいです! (2022年8月11日 10時) (レス) @page35 id: 1fff0e47b3 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 控えめに言って最高過ぎました。このお話をPart1から読んできて、軽く5回は泣きましたねハイ面白さと感動と…ほんっとにありがとうございました!!!読んでいる時間がとても楽しくて…原作の方でも思ったんですが、やはり終わりというのは寂しいものですね… (2022年3月8日 22時) (レス) @page36 id: 3be26313f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年3月6日 2時