俺の幼馴染みはクール系女子と見せかけて異常なくらいのキセキ好き【黄瀬涼太】

推し７ ページ8

「何だアレ……ウザイな」←

『ええ、ウザイですね』←←



そう。モデルということもあってか……黄瀬はキセキの誰よりも、自分のかっこよさを自覚している。




多分、「女の子にモテる俺って罪」とか思ってる。




あの様子じゃ、寄ってくる女の子多かったんだろうなぁ。




『けど………けどッ……！そのウザイところも含めて好きッ！！』

「お前頭大丈夫か？」



修ちゃん………何て哀れな目で見てくるんだ……。←


だいぶ傷付いたよ……。



『そういえば、一軍のマネージャーって多いですよね』

「まぁな。ま、大半は………」

『キセキ目当て、でしょう？』

「………一人を除いてな」



一人というのは、きっと桃井さつきちゃんのことだろう。



あの子は本当に可愛い。



この前のプールの授業の時、私の胸を見て笑ったことは許さないけどな←




大体、人は胸じゃなくて中身だろが！




いや、顔も大事だけどね！！←



『桃井さんは別として…あのマネージャー達、仕事してるんですか？』

「してねーよ。キセキにキャーキャー言ってるだけで、あそこから動かねぇ」

『なるほど………。！』



そこで、私は思い付いた。これは修ちゃんも喜んでくれるだろう。







『私、マネージャーの仕事手伝うよ！』

「はぁ？」



修ちゃんは「お前には無理だ」みたいな顔で見てくる。



あれ？喜んで？？ちょっと？？？私信用されなさすぎワロタ()




「お前、一軍マネージャーの仕事舐めてるだろ……」

『そりゃ一軍っていうくらいだし、仕事が大変なのは重々承知です。けど、大変そうな桃井さんを見て見ぬ振りは出来ない……そうでしょ？』

「…………」



修ちゃんはしばらく考え込んで、仕方ないな、とため息をついた。




「手伝ってやりたいのは山々だが、俺も選手だからな……。分かった、お前に任せる」

『本当！？』

「その代わり、あのマネージャー達みたいなことになってたら即辞めさせるからな」

『はーい。っていうか、それならあのマネージャー達も辞めさせた方がいいんじゃ？』

「そうだな……あと二週間くらい様子見て、監督と話し合う。とりあえずお前は桃井の手伝いを頑張れよ」

『はい、頑張ります！虹村部長！！』

「ふざけてないで行け」


修ちゃんはでこぴんをすると、練習に戻って行った。









さて、桃井ちゃんのところに行きますか！

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