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私達は若武達がいる部屋に戻る
「あじさいの事、考えてくれた?」
上杉君が由真ちゃんに問う
でも、由真ちゃんはずっと下を向いていた
そんな様子を見た貴樹さんが先に口を開く
「皆、わざわざ心配してきてくれてありがとう。………僕はあじさいの件、賛成だよ」
…やった!
私達は顔を見合わせる
これで許可はもらった
貴樹さんも由真ちゃんも安全に暮らせる
その時だったんだ……
「……だめっ!!」
由真ちゃんが大きな声で怒鳴る
……え?
「おじいちゃんがOKしても私は認めないからっ!!」
それにムッとしたらしく上杉君が一歩前に出る
「おい、あじさいが危険って事、まだわかんねえのかよ。小学生のほうが聴き分けいいんじゃねえ?その頭と小学生の頭、取り換えてこいよ」
最後に鼻で笑う
由真ちゃんはまた下を向いてしまった
若武があわてて口を開く
「今日はお邪魔しました!また、日を改めて伺います」
私達は一人ずつ、礼をして部屋から出た
若武は玄関で一度止まり、私達を見回す
「今日は失敗だな。また今度いこう」
私達は頷き、門をくぐった________
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きらら(プロフ) - 白羽月さん» ありがとうございます! (2018年5月9日 6時) (レス) id: 482c54d942 (このIDを非表示/違反報告)
白羽月(プロフ) - きららさん» ファイトです! (2018年5月9日 6時) (レス) id: 8fdccc0f2e (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 白羽月さん» はい!ここ三日間、ハイスピードで更新して(るつもり)まっす! (2018年5月9日 6時) (レス) id: 482c54d942 (このIDを非表示/違反報告)
白羽月(プロフ) - どんどん話に引き込まれます!面白いですね!私こういう事件系かけないから羨ましい...更新頑張ってくださいね! (2018年5月9日 6時) (レス) id: 8fdccc0f2e (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - ユリナさん» 新作☆っていっても結構前のだけどね(笑)更新がんばるぞー!ここ三日間、いつもよりスピード速く更新できてる☆ (2018年5月7日 21時) (レス) id: 482c54d942 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きらら | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/7fec2ef6271/
作成日時:2018年3月14日 20時