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「どうぞ入って。おじいちゃんがいる部屋だから」


由真ちゃんはドアを開けてくれる


私達は部屋に入る


すると、そこにいたのは車椅子に乗った老人


「若武くん、来てくれたのか。試合ぶりだね。サッカーで忙しいのにわざわざ千葉まで来てくれて、ありがとう。……おや?そちらの人達が若武くんのお友達かね?」


私達はお辞儀をする


「あぁ、そうか。初めまして、柏木貴樹です。70歳のおじいちゃんですけどよろしく。」


私達は一斉に笑う


おもしろくて、優しい感じの人だった


私達はそれぞれ、自己紹介する


「今日は大人数で押しかけてしまって申し訳ありません。貴樹さんに言いたい事があったのでこちらにおじゃまさせていただきました。」


若武が丁寧に言う


「言いたい事?何かね?」


貴樹さんは微笑んむ


若武は私達の目を見る


『言うぞ』って言ってる


私達は頷く


それを確認して若武は口を開いた


「実は、庭にあったあじさいの事何ですが、あじさいは危険植物なんです。危ないんであじさいの処理を是非してほしいと思いまして。どうでしょうか?」


貴樹さんが口を開こうとする


でも、貴樹さんより先に言葉を発したのは由真ちゃんだった


「駄目っ!!あのあじさいは…大切なものなの!!絶対に、手放したくない…!」


荒々しく怒鳴る由真ちゃん


私達は皆驚いて、何も返す言葉がなかった



しばらくの沈黙が続き、それを破ったのは上杉君だった


「…どんなに大切な物かは知らねえけど、あじさいは危険なんだ。死者は出てないけど、病院送りにされた奴がいる。そんな危ないあじさいを庭に置いてあったら貴樹さんまで危ないだろ」


下を向く由真ちゃん


…そんなに大切なんだ



大切な物を手放すのがどれほど苦しいかって事


今の私なら、わかる________

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きらら(プロフ) - 白羽月さん» ありがとうございます! (2018年5月9日 6時) (レス) id: 482c54d942 (このIDを非表示/違反報告)
白羽月(プロフ) - きららさん» ファイトです! (2018年5月9日 6時) (レス) id: 8fdccc0f2e (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 白羽月さん» はい!ここ三日間、ハイスピードで更新して(るつもり)まっす! (2018年5月9日 6時) (レス) id: 482c54d942 (このIDを非表示/違反報告)
白羽月(プロフ) - どんどん話に引き込まれます!面白いですね!私こういう事件系かけないから羨ましい...更新頑張ってくださいね! (2018年5月9日 6時) (レス) id: 8fdccc0f2e (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - ユリナさん» 新作☆っていっても結構前のだけどね(笑)更新がんばるぞー!ここ三日間、いつもよりスピード速く更新できてる☆ (2018年5月7日 21時) (レス) id: 482c54d942 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きらら | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/7fec2ef6271/  
作成日時:2018年3月14日 20時

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