【ブルーロック】押しが強すぎる許嫁。【御影玲王】

レオをもっと妬かせてみせる! ページ22

「待たせたなA。」

「おかえりレオ!A決めたよ!」

「?何を?」

「レオをもっと妬かせてみせる!!レオも気が気じゃないくらいに!!覚悟しとけっ!!」

「また……何かあったのか、ばあや。」

「ふふふっ、さあ。」

まあ何か分からないがばあやから助言でも貰ったんだろ。

***
Aは家でレオを妬かせるにはどうしたらいいのか考えた。

ばあやはAに言ってたよね、

もう少しお嬢様が人から注目されるように前に出ても良いかもしれませんね、って。

人から注目されるように……?うーん、そんなこと言われてもなぁ……人に注目されるって、どういう感じ……?

まあすぐに答えは出ないよね。

アニメでも観ようかな……

そう思って、自分の部屋のテレビをつけた。
その時だった。

Aの目に、キラキラとしたアイドルたちが飛び込んできた。

その女の子たちはとても可愛くて輝いていて、客席にいる人々はその女の子たちに夢中だった。

客席は老若男女問わず、様々な人々がいて、多くの人から愛されていることが分かった。

楽しそう。

一つ思ったことがそれだった。

レオを追いかけること以外に楽しみのなかったAは、彼女たちが楽しそうで、心底羨ましかった。

ダンスも歌もやったことないけど、やってみたい。

レオに、こんな感じで、かわいくなったAを見てもらいたい。

見てもらえたら、Aのこと、好きになってくれるかもしれない。

多くのファンが出来て、例えばそのファンが女の子だけじゃなくて、男の子だったとしたら、レオもAが学校の女の子たちに嫉妬するのと同じように、少しは気にかけてくれるかもしれない。

レオに好きだって言われたい。

この日、Aに2つ目の夢が見つかった。

新作!【その唇から好きが溢れるその日まで。】→←良くも悪くも押しが強すぎますお嬢様。

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