【ブルーロック】押しが強すぎる許嫁。【御影玲王】

ライバル登場？ ページ11

Aと玲王は中学生になった。
現在、中学生2年生。
残念ながら、別々のクラスになってしまった。

Aが玲王とクラスが離れたことに同じ学年の全女子が喜び、同じクラスの女子は全員レオに夢中だ。

「悔しー!!Aもレオと同じクラスが良かったー!」

Aは玲王のクラスを覗き込んで悔しがっていた。
レオは貴方達みたいなコ、興味ないわよ!!

何かレオ、楽しそう。私が隣にいなくて清々してるのかな。

いいなぁ、同じクラスになれた人。
私はクラスに一人も友達がいないのに。

別にいらないけどさ、今までは隣にレオが当たり前にいたのに。

はぁ……

「みんなー、席につけー。今日は転校生を紹介するぞ。入ってきてくれ。」

転校生?

そう呼ばれて入ってきたのは一人の男の子。
容姿端麗、高身長な人で、女子は黄色い歓声をあげた。

ふんっ!レオのほうがかっこいいじゃん!
世間一般でイケメンでも私からしたらモブ!

「今日から2年1組の一員になります。如月海斗です、よろしく。」

きゃああっと歓声が上がる。

「席は鈴木Aの隣、仲良くしてやって…」

「っ!!」

「如月?」

如月は目の色を変えて、先生の話も聞かず、ズカズカとこっちに歩み寄ってきた。

するとAの両手を包み込むように握り、

「好きです鈴木Aさん!!俺と結婚を前提にお付き合いしてください!!」

と高らかに宣言してみせた。

「はぁ?」

「えぇ!?」

イライラMAXのAと驚愕の1組。
動じていないのは宣言した本人のみ。

「調子に乗るな無礼者!Aには婚約者がいるの!お前の出る幕なんかないわよ!!庶民のクセに身分を弁えろ痴れモノ！！」

手を振り払ったAに驚愕の如月。

「婚約者…?それは一体…」

「ふんっ!オマエには関係ないもんっ!ほっとけ!」

フシャーッ!!と威嚇するA。

「必ずどこかにいるはずです!あなたの婚約者、必ず見つけ出して相応しいか見定めます!」

「断る!」

これじゃあレオに簡単に近づけないじゃない…!
あーもう!!

そして放課後。

よしっ、ヤツは帰ったぞ!これでレオの所へ……!

「レーオ!会いたかった〜♡」

「うおっ!ったく公衆の面前で抱き着くなよ、A…」

「えっへへ〜♡」

「所でソイツ、Aの知り合い?」

「は」

「ほらそこの今にも死にそうなヤツ」

「げっ!?」

そこには失神寸前の如月が居た。

如月の行動はAによる玲王への愛情表現によく似ているが、生憎彼女は同族嫌悪である。

玲王と海斗→←レオと仲直り

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