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楓さん ページ8

「此方です。」

連れてこられたのは本丸内の二階の一番奥の広い洋室だった。何故此処だけ造りが違うのだろう。
窓も何もかも外国で使われている構造になっている。

大きな窓、海の風に吹かれてなびく白いカーテン、周りに花が沢山置かれた寝台。白い綺麗な化粧台。

何処を取っても良い部屋だ。此処に来た全ての女性は間違いなく気に入るだろう。

…なのになぜ?この部屋にはこんなに綺麗な物があるのに…この部屋には何もない。

「…あの、まず、これに着替えてください。」

手渡されたのは白いワンピース。…いや、軽めのドレスと言ったところだろうか…

着替えると同時に、楓さんは私の服を預かった。

「…貴女には今日から此処で過ごしてもらいます。失礼します。」

そう言って彼女は部屋を後にした。

「…私は、どうしたら良いのかしら。」

何も考えることなく、私は寝台に乗っかってそのまま寝てしまった。

深夜、不意にドアが開いた。

「…ああ、もう寝てしまったか。仕方ない、話は明日にするとしよう。………愛しい刀剣、九鬼正宗よ。」


九鬼の白い手を取り、夜月はそう呟いた。

白い服をまとった女性は。→←洛外で。



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桜花(プロフ) - 今まで連載を見てくださった方々、本当にありがとうございました。ここで、日向正宗と双子の物語。は完結です。本当にありがとうございました!! (2019年10月13日 14時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん» 初めていただいたリクエストを書いたのですが…どうでしょうか?可愛い路線にしたのですが…!嘘月さんのご期待に応えられるように頑張ります! (2019年1月2日 22時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん» あけましておめでとうございます!そしてレスありがとうございます!お餅つきですね!頑張ります!! (2019年1月2日 12時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
嘘月(プロフ) - 桜花さん» あけましておめでとうございます!!ネタ、なのですが、餅つき、とかいかがでしょう? (2019年1月2日 12時) (レス) id: 330b7fd244 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん!お友達申請まで…!!本当にありがとうございます!それと、もしよろしければ、ストーリーのリクエストをいただけませんか?よろしければなので、もし無くても気にしないでください! (2018年12月28日 19時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜花 | 作成日時:2018年11月3日 20時

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