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一期一振が見た景色。 ページ34

弟たちと九鬼さんは無事だろうか…

向こうの方では咆哮のような…高い声が響いていた。

──

「何とか…遡行軍は退けましたな…早く彼等の所へ向かわねば!!」

一期は走り出した。

何かが見えてきた。

「!これは…!!」

そこには無惨に横たわる検非違使の亡骸だった。

…これだけの遡行軍、ましてや検非違使をいったい誰がどうやって倒したのだ?

周囲を警戒する。

すると、頭を抑えながらも起きあがる弟たちの姿。

「信濃!厚!後藤!薬研!無事か!?九鬼殿は!?」

すると信濃は自身の腕を抑えながら指さした。

「…あそこ…」

「!!」

そこには血まみれで荒々しい息をする九鬼殿。

その出血量は折れていないのが不思議なぐらい。

「九鬼殿!!何てことを…!何故、ここまで…!!」

「…一期様、ですか。」

「安静になさってください!すぐに主を…!」

私が連絡を取ろうとすると、九鬼殿はそれを止めた。

「待ってください…」

「何故です!」

「ここは厚樫山…何時敵が現れてもおかしくない…今主様を呼び出してしまったら…危ないです。」

「では、すぐに帰還を…!!」

九鬼殿、貴女を決して死なせません…!!

主、

本丸のみなさん、

そして双子の片割れ、日向正宗殿がおられるのだから…!!

何時だって君は。→←厚樫山で。



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桜花(プロフ) - 今まで連載を見てくださった方々、本当にありがとうございました。ここで、日向正宗と双子の物語。は完結です。本当にありがとうございました!! (2019年10月13日 14時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん» 初めていただいたリクエストを書いたのですが…どうでしょうか?可愛い路線にしたのですが…!嘘月さんのご期待に応えられるように頑張ります! (2019年1月2日 22時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん» あけましておめでとうございます!そしてレスありがとうございます!お餅つきですね!頑張ります!! (2019年1月2日 12時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
嘘月(プロフ) - 桜花さん» あけましておめでとうございます!!ネタ、なのですが、餅つき、とかいかがでしょう? (2019年1月2日 12時) (レス) id: 330b7fd244 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん!お友達申請まで…!!本当にありがとうございます!それと、もしよろしければ、ストーリーのリクエストをいただけませんか?よろしければなので、もし無くても気にしないでください! (2018年12月28日 19時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜花 | 作成日時:2018年11月3日 20時

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