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仲直り。 ページ19

さっきから正宗の部屋の前で誰かがこそこそとこっちを覗いてはサッと隠れるということを繰り返してる。

それが何故誰か分からないのかというと、その人物が白い毛布にくるまっているから。

でも、多分、こんなに小さいのは君でしょ…?

「九鬼…?」

するとその人物はビクンと肩を震わせた。やっぱり…

「わっ、わた…じゃない…っ!ぼっ僕は九鬼に伝言頼まれたんだ!日向、あんな酷いこと言ってごめんなさい。いつもいつも、君はずっと私を思っていてくれたのに…本当にごめんなさい。本当は、日向が、お兄ちゃんが、大好きなんだよ。君が私を嫌いになっても、私は君がずっと大好き。」

九鬼が被っている毛布の隙間から涙がポタポタと落ちてゆく。

「九鬼…っ!僕も本当にごめんね…っ!」

「日向…!!ごめんなさい、ごめんなさいっ!」

私は日向の胸でひとしきり泣いた。

日向は私の髪を撫でた。

「本当は、僕とお揃いって言ってくれて、嬉しかった。髪が短くても、君は可愛いよ。」

「ズビッ…ありがとう。でもやっぱり直してもらってくる。仲直りの印に…」

杏奈に手入れを受けて、此処に戻ってきた九鬼。髪は綺麗に長くなっていた。

九鬼の髪を少しかき分け、頬に触れ、お互いの額を合わせる。

ふわりと笑う日向と九鬼。

「やっぱり僕は長い方が好きだよ。」

とても優しい午後の出来事でした。

いつもと違う君に僕は。→←初めての感情。



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桜花(プロフ) - 今まで連載を見てくださった方々、本当にありがとうございました。ここで、日向正宗と双子の物語。は完結です。本当にありがとうございました!! (2019年10月13日 14時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん» 初めていただいたリクエストを書いたのですが…どうでしょうか?可愛い路線にしたのですが…!嘘月さんのご期待に応えられるように頑張ります! (2019年1月2日 22時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん» あけましておめでとうございます!そしてレスありがとうございます!お餅つきですね!頑張ります!! (2019年1月2日 12時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
嘘月(プロフ) - 桜花さん» あけましておめでとうございます!!ネタ、なのですが、餅つき、とかいかがでしょう? (2019年1月2日 12時) (レス) id: 330b7fd244 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん!お友達申請まで…!!本当にありがとうございます!それと、もしよろしければ、ストーリーのリクエストをいただけませんか?よろしければなので、もし無くても気にしないでください! (2018年12月28日 19時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜花 | 作成日時:2018年11月3日 20時

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