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「うおっ！！急に大声出すなよ！」
「どうかしたんですか？」
Aの顔色がどんどん青ざめている。
「やばい。本来なら今日妙ちゃんのところのキャバクラを手伝う日なのに忘れてた。やばい。どうしよう」
「妙さん？」
「こーんなところにいたのね？」
「ひぃっ！！！」
ニコニコと綺麗な笑みを浮かべた妙がそこに立っていた。
「綺麗な人だな」
「そうだね。兄ちゃん」
やはり妙は美人な方に入るのだろう。
みんな次々と綺麗と言い始めた。
「あら、やだ。そんな〜！」
妙は照れているが、私はそれどころじゃない。
「た、妙ちゃん！？」
くるりと私の方を向き、
「お前はここで何さらしとんのじゃボケェ！！！」
私の顔面に飛び蹴りが入った。
「ブベラッ！！」
「「「ええええーー！？」」」
そりゃそうだろう。美人が般若のような顔をして蹴っ飛ばしたのだから。
「てめー、わかってんのか？あ？あんたがいてくれなきゃうちのキャバの売り上げが伸びないんだよ！！あんたがやってくんないと、あのゴンダクレは新ちゃんに給料払わないんだからあんたが稼いでくれないとこっちもやってられねーんだよ！！」
片手で私の胸倉を掴まれ、持ち上げられている。
「わ、わかった！！わかったから！！すんませんでした！！」
夜兎の私でも妙ちゃんは怖い。
夜兎じゃないのに人を殴り飛ばすことができるから。
でも、これでもすごくいい人なんだけどね。妙ちゃんは。
「あら。ならよかったわー！それとね、私お弁当作ってきたの！」
妙ちゃんの"お弁当作ってきたの"は呪いの言葉といっても良い。
「皆さんも食べてくださいな」
「お、いいのか！？」
この中で一番年齢が近そうな奴が弁当の中身を見た。
真顔で固まった。高山くん。
あれ？有栖川だっけ？まあ、いいや。
「なんだ、これ」
「ふふ。たまご焼き。今回はちょっとしょっぱめに作ってみたの！」
「いや、これ、たまご焼きか？焦げたたまごじゃなくて？」
「ふふ。焼いたらたまご焼きになるに決まってるじゃない」
「いや、でも」
なかなか食べない高山くんに、妙は卵焼きを鷲掴み、高山くんの口に突っ込んだ。
「男はぐちぐち言わずに黙って食えや！！！」
「うっぐ・・・・・」
チーーーーン。
その時、そんな感じの鐘の音がなった気がした。
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もち明太子 - 面白かったです!!!!続き下さい (2022年5月11日 7時) (
レス) @page27 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
Rico(プロフ) - いぬさん» ありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2020年1月6日 23時) (レス) id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
いぬ - とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年1月6日 16時) (レス) id: db46678bdc (このIDを非表示/違反報告)
美由紀(プロフ) - やっつーさん» ありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2019年12月26日 20時) (レス) id: 9e4be1b4f0 (このIDを非表示/違反報告)
やっつー(プロフ) - 何時も読んでいます！此れからも頑張ってください！ (2019年12月20日 14時) (レス) id: 7ab3b51d33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嘉村田昴
x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai /tennnenn chanto tun kunn
作成日時：2019年3月24日 12時
