盧笙の教え子兼簓の同居人【ヒプマイ】 (ページ13)

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ズルズルと引きずられながら車に乗せられる。抵抗する気はなくなった。

隣には合歓ちゃん。

シーンと静まった車内はとても話出せる空気じゃない。

合歓「なんで連れてこられたか、気になるか？」

『まぁ...気になりますね』

合歓「中王区に着いたら分かる。もうちょっと待て」

そう言ってまた静まり返った。なんとも気まずい状況だ。

ブーブー

スマホから通知音が鳴る。多分簓からやろなぁ

合歓「簓からだろ？出ていいぞ」

『えっ...あぁじゃあ』

ポケットからスマホを取り出すと案の定簓から。LI○Eが数件か溜まっている。

簓［今どこ？］

［くるま］

簓［誰とおる？］

［ねむちゃん］

簓［どこいってんねん］

［たぶんちゅうおうく］

簓［はぁ？］

簓［今から行くから待っとって！］

話が終わるとちょうどよく

合歓「着いたぞ」

『あ、はい』

車を降りると辺りは女性ばかり。そりゃそうだけど。

たまに男性がいるけど入るための許可証を首からぶら下げている。

僕はと言うと中王区のヤツらに囲まれ注目を浴びている。

中王区庁前。

合歓「君たちはもう戻っていい」

そう取り巻きたちに言うとそそくさと去っていった。

合歓「今からは内閣総理大臣、東方天乙統女様に会ってもらう。失礼のないように」

そう言うとスタスタと区庁に入っていった。

『えぇ、急』

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書いてる途中に気づいたんですけど、オオサカから中王区まで行くのにちょっとLI○Eしただけで行けねぇな。って。まぁそこは小説の力ってことで。

凛海