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頬に優しい暖かさがほんのりと伝わり目を覚ます

あのまま眠ってしまっていたようだ

目を開けると太宰が優しそうに目を細めてこちらを見ていた

『・・・・・・違い』

グイッと目の前の太宰の顔を押し戻し顔をそらす

さっきの太宰がかっこよかったなんて絶対に言わない・・・

太宰は私の手を顔から外して心配そうに聞いてくる

太宰「それより大丈夫かい?」

『怪我のこと?太宰が手当してくれたんだから大丈夫でしょ』

両手を眩しい光が漏れる窓にかざす

太宰「そっちもあるけどこっち」

ニヤッと太宰が笑うとシーツの下でモソモソと手が動き私の体に触れた

『ッ!?!?』

手を弾きからだをつつみこむように抱きしめると自分が裸ということが分かった

太宰を睨むと太宰はニタニタと笑う

太宰「昨日は激しくしてしまってごめんねーAが可愛k((痛い痛い痛い痛い!!」

太宰が言い切る前に腕をあらぬ方向に曲げ関節技を決め込む

『正直に話せ』

殺気ダダ漏れで言うとわー怖いなんて抜かしながら少し目を逸らしながらいう

太宰「いやーお腹の方とかも傷がいっぱいあったし・・・その・・・・・・ターゲットの跡とか合ったら・・・上書きしたかったんだよ・・・」

『・・・・・・・・・はぁ?』

上書きって何?上書きって。

『私は別に太宰の物じゃないわ。上書きする必要なんてないでしょ。』

太宰から手を離し服を着替え始める

太宰「・・・・・・苦しくないのかい?」

『何がよ。』

太宰「好きでもない人に好きなようにされて」

ズキリと胸がいたんだ

『アンタに関係ないでしょ』

太宰「・・・君はつらそうだよ」

『はっw一昨日自分の理性に負けたくせに何言ってるの?男なんていい体さえあれば・・・・・・何やってんの・・・』

私の言葉の途中で背後から太宰が抱きしめてくる

私より少し高い太宰が私を包み込むように抱きしめてくる

暖かい。あの男達とは違う優しい温もり

太宰「私は・・・私はAの事が好きだ」

『・・・なにそれ 一昨日出会ったばっかりよ』

太宰「だとしても森Aという人が好きだ。」

私をさらに強く抱きしめる太宰

やめて・・・お願い・・・

太宰「強がらなくていい。自分を大切にしてほしいのだよ」

言わないで・・・優しさに・・・触れさせないで・・・

太宰「愛してる。Aを他の誰にも渡したくない」

スルリと太宰の手が私の頬に触れ、太宰の方に顔を向かせられる

見ないで・・・お願い・・・

一粒の涙が頬を伝った

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盧飢蘆@チェシャ猫(プロフ) - candyさん» ありがとうございます! (2016年12月20日 14時) (レス) id: cfda2cb118 (このIDを非表示/違反報告)
candy - 神様!これ面白いです(^-^)これからも頑張ってください! (2016年12月20日 7時) (レス) id: 0c87bc50d4 (このIDを非表示/違反報告)
盧飢蘆@チェシャ猫(プロフ) - ☆PEANUTS☆さん» あざす!! (2016年11月12日 5時) (レス) id: cfda2cb118 (このIDを非表示/違反報告)
☆PEANUTS☆(プロフ) - 殿堂入りオメット(o´・ω・`)σ)Д`)プニョプニョ (2016年11月11日 8時) (レス) id: 8cd8589b06 (このIDを非表示/違反報告)
盧飢蘆@チェシャ猫(プロフ) - ☆PEANUTS☆さん» クソぉぉ! (2016年11月1日 8時) (レス) id: cfda2cb118 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:盧飢蘆 | 作成日時:2016年10月2日 1時

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