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何をしていたかわからない

ただただ全ての部屋を見て動くものがいれば全員の首をかき切り原型のない状態にしていただけ

疲れてしまった。

もう疲れた

フラフラとした足取りで玄関を開けると一台の車が前の停まっていて中から太宰が出てくる

太宰「A?!」

全身真っ赤に汚れているAを太宰が駆け寄り倒れそうな所を抱きとめる

『早く・・・』

太宰はカバンを持ってAをお姫様抱っこをして助手席に座らせ急いで車を発進させた

『・・・このままボスのところへ・・・』

太宰「それはダメだ!A怪我してる!」

『怪我なんて・・・』

太宰「背中もひどいし足とかもズタズタじゃないか」

そう言われみると足には無数のガラスなどが刺さっていた

あいつらを殺す時に暴れているやつが数人いたからそいつらのせいか・・・

Aは頭の中で整頓して大丈夫と言ったが太宰がそれを許さなかった

『ッ・・・太宰。命令よ・・・』

太宰「ダメだ!」

『殺されたいの!?』

融通の効かない太宰に苛立って叫ぶと全身が痛む

『いっ・・・』

太宰「叫ばない方がいい。私を殺したければ殺したらいいよ。それよりまずAの手当だ・・・」

『あんたねぇ・・・』

いい加減怒りで横を見ると太宰は真剣に運転をしていてスピードは余裕で規定を越えていた

かなり急いでるようだった

事故りそうなほど危うい運転なのに最短で家に向かっていた

私は指名手配だから病院にはいけない

だから家に行ってるのだろう

何となくこの男には任せてもいいかなと思いそのまま意識を手放した

────

揺れるような感覚が起き目を覚ますと太宰がすぐ近くにいた

わたしは太宰に抱っこされていたのだ

太宰「あ、起きたかい?手当するから動かないでくれ」

手足ともに使い物にならないくらいだったので太宰にまかす

ベッドの上に寝かせてもらい太宰は黙々と足に刺さったガラスをピンで除けていく

この程度の痛みは耐えれるのでじっと太宰を見る

『・・・ねぇ』

かすれるような声だったのに太宰が反応する

太宰「なんだい?」

『・・・・・・何で命令に背いたの』

私が聞くとピクリと止まり少し困ったような反応をする

太宰「何でだろうね・・・自分は死にたがってるのにAが死ぬなんて許せなかったんだよ」

『死ぬなんて大げさ』

太宰「多量出血で死ぬかもしれないよ?」

『他人の血よ』

太宰「君の血かもしれない」

太宰は優しく丁寧に取っていく

私はただそれを見つめていた

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盧飢蘆@チェシャ猫(プロフ) - candyさん» ありがとうございます! (2016年12月20日 14時) (レス) id: cfda2cb118 (このIDを非表示/違反報告)
candy - 神様!これ面白いです(^-^)これからも頑張ってください! (2016年12月20日 7時) (レス) id: 0c87bc50d4 (このIDを非表示/違反報告)
盧飢蘆@チェシャ猫(プロフ) - ☆PEANUTS☆さん» あざす!! (2016年11月12日 5時) (レス) id: cfda2cb118 (このIDを非表示/違反報告)
☆PEANUTS☆(プロフ) - 殿堂入りオメット(o´・ω・`)σ)Д`)プニョプニョ (2016年11月11日 8時) (レス) id: 8cd8589b06 (このIDを非表示/違反報告)
盧飢蘆@チェシャ猫(プロフ) - ☆PEANUTS☆さん» クソぉぉ! (2016年11月1日 8時) (レス) id: cfda2cb118 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:盧飢蘆 | 作成日時:2016年10月2日 1時

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