［ONE PIECE］いや知らねェよ、って思ってました。今までは。-2- (ページ26)

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５１話ページ26

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｢何だ売られに来たのかァ？嬢ちゃん！｣

『いやだから違ェって』

3番グローブに着いて殴り込みに来た所、攫われたであろう人が数人いるので解放しようと思います

『まぁどうせこうなるだろうとは思ってたけど』

はぁ、と頭を抑えてから鉄パイプを引き抜く

『後悔すんなよ、雑魚』

『ふわぁ、』

何度も頭を下げてお礼を言うそいつらを適当に流して置いてあったお酒をとる

割と良いの置いてあるじゃん、ラッキー

『で、あんたは何してるの、冥王さん』

｢はははっ、いやぁ、お嬢さんに助けられるなんて思っていなかったよ｣

『あ、買い手からお金取るつもりでした？』

ごめん、と適当に謝れば許してくれた、優しい

…最近優しいの基準が低くなってきた

｢君はどうしてこんな所に？｣

『憂さ晴らし的な』

攫われそうになって若干イラっとしただけ

礼言われる様な理由じゃないからやだ

｢ふむ、是非お礼がしたい。食事は済んでいるかい？｣

『お礼って…私が何もしなくても大丈夫だったでしょう』

｢私がしたいだけだよ｣

『じゃあ甘い物食べたい』

おいで、と手を取られてそのままついて歩く

いや普通に言ってるけどこれって凄い事じゃない？

冥王と手繋いでんだよ、ヤバいわー

｢さ、上がってくれ｣

ぼったくりBARって…素直でいいね←

｢シャッキー、帰ったぞ｣

｢あら、お帰りなさい。女の子連れ？珍しいわね｣

『そーゆーんじゃないです』

｢そうなの｣

まぁ座って、と促されて椅子に座る

『で、何の御用？』

渡された紅茶を飲みつつ冥王さんの目を見て聞けば含んだ笑みを浮かべてる

｢ふふっ、君は演舞のAで間違いないかい？｣

『手配書か…』

頭を抑えればまた笑われる

｢その名の通り舞うように戦うのを見て興味が湧いてね｣

『あざす、』

舞うようにとか言われても自分で見た事無いから分かんないけど

｢改めて自己紹介しようか、シルバーズ・レイリーだ。今はコーティング屋のレイさんで通っている｣

『ビトレイド・フィア・D・A
情報屋ラークスパーです』

｢シャクヤク、シャッキーでいいわ｣

『ここに居るのは知ってたけど会えると思ってませんでした
あ、シャンクスさん元気でしたよ』

渡されたチョコレートアイスを食べつつ言う

｢シャンクス、懐かしい名だ…｣

『で、何で隠れてんの？…レイ』

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