＃８ ページ8
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頭を抑えて怯えたように何も分からねェ、と言うギン
『ギンってクリークの手下なのよね？』
｢随分弱気だな｣
クリークって？と聞いてくるルフィ君に適当な説明をした
in海上レストラン厨房
タタタン、とリズムよく包丁の音が鳴る
｢3番のオードブルおまちっ!!｣
｢おいレイスはどこいったんだ!?｣
ウエイターがレイスしか居ないこの店では、レイスが居ない今できた料理をコックが自分で持って行っている
様々な声、音が行き交う中で顔に縫いあとのある1人のコックがパティに話しかけた
｢しかし、いいのかいパティよォ｣
｢何が｣
｢さっきレイスが店で蹴飛ばした野郎はクリークの一味の者だったそうじゃねェか｣
｢ああ、｣
そんな事言ってたな、と言いつつパティは持っていた1匹の魚を一瞬で捌く
腐ってもコックなのだ
｢首領・クリークといやァ、この辺の海じゃ最強最悪の海賊の名だぜ｣
その言葉を丸いサングラスをかけたコック、カルネが引き継ぐ
｢そうそうなんせ奴ァ、50隻の海賊船の船長達を総括する海賊艦隊の首領なんだからな
怪物なんだよまさに！｣
またもパティは豪快にフライパンに酒を入れて燃やしながらそれがどうした、と問う
それに対してカルネも凄いスピードで野菜を刻みながら答えた
｢あの並外れた兵力は五千人を超えると聞いた…例えばさっきの野郎が…｣
カルネはそこで手を止め、包丁を目の前に持ち上げた
｢このレストランであんな目にあったと首領・クリークに伝えたとしたら、象の大群がアリでも踏み潰すかのようにこのレストランはミンチにされちまうだろうな｣
フライパンから漏れる炎をものともせず、パティは持っていた酒を煽った
｢ほォーッ、じゃああの男にゃ大人しくご馳走してやった方がよかったのかい
それじゃ他のお客様に失礼だろうが!!
海上レストランバラティエ名物戦うコックさんの名が泣くぜ!!!
俺達が今まで一体どれだけの海賊共を追い払ってきたと思ってんだ!!?
そんなに怖きゃやめちまえ!!!｣
｢何だと!!?ああ、その一言でレイス以外のウエイターは全員やめちまったんだよなパティ
てめェのせいだこの忙しさも!!｣
｢ケッ、あんな意気地のねェ野郎共は元々要らねェ長物だったんだよ!!!｣
｢オイバカども、さっさと働け!!｣
そのオーナーの一声でどこもかしこも喧嘩をしていたコック達はキッチンに向き直った
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祥(プロフ) - こねこさん» わぁぁ！ありがとうございます(*´ω｀人)頑張りますねっ！ (2018年1月10日 6時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
こねこ(プロフ) - こんばんは^^*とても面白いです…！更新頑張ってくださいね！応援してますっ (2018年1月9日 18時) (レス) id: be237ed739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月27日 4時
