＃７ ページ7
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椅子に腰掛けて飯を持ってこい、と言うのは東の海で最強と言われるクリーク海賊団の一味らしい
｢いらっしゃいませイカ野郎｣
パティの声に頭を抑える
そんな接客誰がしろって言ったよ…
｢お客様、ヘボイモおそれ入りますが代金はお持ちで？｣
｢鉛でいいか？｣
｢金は無イんですね？｣
拳を振り下ろそうとしたのが見え、パティを蹴り飛ばしつつその男の耳元で囁く
『ちょっと待ってろ』
受け身取れよ、と付け足してから裏口に向かって蹴る
サンジに合図してたから大丈夫だろう
｢おいレイス！何で俺も蹴ったんだよ！｣
『店の椅子壊してゼフさんに蹴られるのとどっちがいい？』
うっ、と言葉に詰まったのを見てから厨房に戻る
ローカロリーでさっぱり系のデザートを作り、スプーンを添えて裏へと持っていく
｢お、レイス｣
『食後にデザートは如何ですか？』
コト、と目の前に置けば、おずおずと食べ始めた
｢お前蹴り飛ばす以外に方法あるだろ…｣
『ならサンジがやりなさいよ！いっつも私に任せてさ！』
1口食べて涙を零すその姿に口角を上げた
『クソうまいっしょ？』
ポン、と肩を叩いてから立ち上がる
自分の部屋で救急セットを取って元の場所に戻った
『あれ？ルフィ君』
｢おお！レイス！お前も一緒に海賊やろうぜ！｣
唐突な誘いに対する私のは？という言葉はサンジに掻き消された
｢何言ってんやがんだ!!三枚にオロすぞこのクソ麦わら野郎!!｣
｢何だと、麦わらをバカにするとブッ飛ばすぞこの野郎!!｣
｢話割って悪いんだが…｣
｢｢なんだ!!｣｣
あ、手当てしに来たんだった
｢俺はクリーク海賊団のギンって者なんだが…あんたも海賊なんだろ？目的はあんのかい？｣
ギンの隣りに座って傷の手当てをする
そんな事しなくていいって暴れたから蹴っといた
｢俺はワンピースを目指してる、偉大なる航路(グランドライン)へ入るんだ!!｣
その言葉にギンが反応したのが見えて、包帯を巻いて立ち上がり、柵に背を向けて凭れた
｢コックを探してるくらいだからあんまり人数揃っちゃいねェんだろ…？｣
｢今こいつらで6人目だ！｣
｢何で俺達が入るんだよ!!｣
私が言い返す前に毎度サンジが言い返しちゃうってゆーね
｢あんた、悪い奴じゃなさそうだから忠告しとくが…グランドラインだけは、やめときな｣
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祥(プロフ) - こねこさん» わぁぁ！ありがとうございます(*´ω｀人)頑張りますねっ！ (2018年1月10日 6時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
こねこ(プロフ) - こんばんは^^*とても面白いです…！更新頑張ってくださいね！応援してますっ (2018年1月9日 18時) (レス) id: be237ed739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月27日 4時
