103話 ページ5
兵士が指示に従い散っていく中、エルヴィンがA、リヴァイ、アルミンを引き留めた
「リヴァイ班とA班と言ったが。お前達だけはこっちだ、リヴァイ、A」
リヴァイ「俺達にエレンではなく馬を守れと?」
エルヴィン「あぁ、そして隙を見て”奴”を討ち取れ。獣の巨人は、お前達にしか託せない」
リヴァイ「…了解した、さっき鎧のガキ1匹殺せなかった失態はソイツの首で埋め合わせるとしよう」
『エルヴィン、1つ聞くよ』
エルヴィン「何だ」
『エルヴィンはここから動かない、そうだよね?』
エルヴィン「あぁ」
『……分かった。あの気持ち悪い顔した猿を切り刻んでくるから、ここで見てな。それから、アリィ、リーガン』
アリィ、リーガン「「はいっ」」
『僕からの命令…生きて帰ってこい』
アリィ、リーガン「「はいっ!!」」
アリィとリーガンを見送ると、Aは急いでリヴァイに追いついた
リヴァイ「随分と話し込んでたようだが、口説かれでもしたか?」
『馬鹿言うな、そんな訳ないだろう。生きて帰ってこいって、命令したまでだよ…雷槍、効くかな?』
リヴァイ「さぁな、全く効果なしなんて事はねぇだろうが」
雷槍、それは頑固な装甲を持つ鎧の巨人に対抗する為に、中央憲兵が隠し持っていた技術を導入して開発した新しい武装
取り回しに難があるが、衝撃を一点に集中させ、落雷の如き威力を発揮する
『まさかエレンじゃなくて馬を守る事になるとは、ねっ!』
ドシンッ
3m級の巨人が項を削がれ地面に倒れた
動き出した時点で覚悟はしていたが、巨人の数がとにかく多い
大型巨人では無いのが、不幸中の幸いだろう
リヴァイ「小せぇのをさっさと片付けろ!獣の巨人が動く前にだ!損害は許さん、1人も死ぬな!」
「はっ!」
リヴァイ「…クソッ、うんざりだ。弱ぇ奴は直ぐ死ぬ、雑魚はそこにいろ」
『それってエルヴィンの事?』
リヴァイ「それ以外にあるか?」
『……いや、無いな。弱音は吐きたくないけど、正直言うと僕もキツい。3、4m級に苦戦してる上に、負傷者も既に出てる。もし、ミケ達が生きてれば…』
リヴァイ「死人は生き返らねぇ」
『あぁ、分かってるよ。だから、生きてる僕らがやらなきゃいけない』
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エリウ(プロフ) - ありがとうございます! (2022年8月10日 10時) (レス) id: 7a0bf131de (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません!!好きです!! (2022年8月10日 8時) (レス) @page12 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリウ | 作成日時:2022年8月7日 15時